大量の紙の資料をデータ化するときに必要なスキャナーですが、常にスキャナーがそばにあるとも限りません。また、面積の大きな資料が取り込めない、分厚い書籍は中央部分が切れてしまうというシーンが多くありました。

この両方を解決してくれるのが『ポケットスキャン』です。片手に収まってしまう小ささですが、A3サイズまでスキャン可能。取り込みたい部分だけをピンポイントでスキャンすることもできます。160617_lht_pocketscan_app.jpg

専用のアプリ(無料)をダウンロードしBluetoothで接続すると、PCはもちろんスマホにもiPod touchにもデータが取り込めます。データは簡単に修正やPDF化が可能。文章の場合はOCR機能により文字をデータ化し、さらに外国語はGoogle翻訳で自動翻訳してくれます。

今回スキャンしてみたのは、ドイツ語の書籍です。複合型コピー機に伏せると書籍の中央部分の字がぼやけてしまう程の厚みがあります。

『ポケットスキャン』を書籍の上に乗せ、ゆっくりS字を描くようにスキャンします。テキスト化の後、自動翻訳してみました。ざっくりとですが、その場で外国語の専門書の内容が理解できるのは、かなり重宝します。

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本体はバッテリー内蔵でMicroUSB充電型。サイズ:タテ10cm×ヨコ3cm ×高さ5cm、重さ約100gでビジネスバッグに入れておいても負担にならないサイズです。

紙の資料や分厚い専門書との闘いには、良い相棒になってくれそうですね。

(藤加祐子)