Inc:頭痛を和らげる、背中の痛みを軽くする、鼻通りを良くする...これらすべてを数分以内に解決して、やりたいことに戻りましょう。

1970年代に「Haven't Got Time for the Pain(悲しむ時はなく)」という歌がありました。

この歌は確か悲嘆を歌ったものだと記憶していますが、どこかしら痛いときには仕事を片付けることなど到底できません(私の経験で言えば首の痛みです。ありがたいことに、立ち机を使うとかなり良くなることがわかりました)。

あのAmy Rushlow氏によるYouTube動画シリーズ、そして雑誌『Prevention』に出会えて良かったと思います。これらは、よくある不快な痛みを解消する方法について説明してくれました。中にはとても面白いものもあり、効きそうな気がします。以下で、8つの痛み解消法をご紹介します。

1. 鉛筆を使ってストレスによる頭痛を治す

ストレスによる頭痛でお悩みですか? この症状は多くの場合、あごと耳の間にある筋肉が無意識に曲がることによって起きます。Rushlow氏によれば、これを治す方法は意識してこの筋肉を弛緩させることだと言います。

具体的には、まずペンか鉛筆を口でくわえます。でも噛み切らないでください。バランスを取ることであごの筋肉が弛緩しますので、1分もしないうちに頭痛が和らいでいることでしょう。

2. 副鼻洞頭痛をペパーミントオイルで治す

いくつか準備が必要ですが、皆さんが副鼻洞頭痛になりやすいのでしたら、この方法には意味があります。Rushlow氏はペパーミントオイル数滴を、別の少量の無香料オイルと混ぜるようアドバイスしています。ペパーミントオイルはとても高濃度なので少しで構いません(彼女はホホバオイルを使用していますが、ベビーオイルでも大丈夫です)。

そして、その液体をこめかみのところにすり込むと、目の上の骨に沿って効いていきます。ペパーミントオイルはメントールを含んでいますので、副鼻洞をクリアにするのに効果的なのです。

3. 指圧でほかの頭痛を治す

この方法は私がロースクールにいたときに友人から教わったもので、正しく圧力をかけられれば本当によく効きます。左手の親指の骨と人差し指の骨の合わさる地点を確認します。その場所を右手の親指と人差し指でしっかりと押さえるのです。そして、ゆっくりと小さな円を描きます。

数分間これをすると、痛みが和らぐのを実感できます。こうした効果が得られるのは、頭痛のシグナルを送る神経は左手のこの場所とつながっているためです。

今までお話した3つの方法につきましては以下の動画をご覧ください。残りの即効法は以下の通りです。

4. 舌で鼻の詰まりをなくす

鼻が詰まっているときはいろいろな薬を試す前に頭蓋骨の中にある骨をゆっくりと前後に揺らしてみてください。

それは無茶だと言われるのはわかっています。そんな気持ちの悪い、しかも危険だと思われるのは言うまでもありません。でも以下の方法はまったく安全で、かつ効果があります。舌を歯根のところに押し付け、それから指を頭蓋骨、基本的に眉毛の間の場所に指を押し付けるのです。20秒ほどこのようなことをしていると、頭蓋骨の中にある鋤骨が前後に動かされ、これがどのようなものであれ鼻の詰まりを和らげるのです。

5. それでもうまくいかなかったら、息を止める

そうです。頭を後ろにかしげて、深呼吸をします。それから鼻をつまみ、吐き出すのを我慢できるまで息を止めます。そうするとほら、鼻が通りました。でも、なぜでしょうか? 本当のことを言うと、皆さんは脳をだまして何らかの問題で十分な酸素を得られない非常事態であるというメッセージを送っていたのです。それに対する脳の反応は? 鼻を通すことです。

議論の余地は残されています。たとえば、脳はどうして最初から鼻を通さなかったのか、など。でも効果があるのなら、まぁいいじゃないですか。

2つの鼻づまり解消法については動画をご覧ください。次は背中の痛みの治療です。

この動画シリーズでは背中の痛みを解消する方法についてもいくつか紹介されています。どちらかと言うと運動やストレッチみたいなもので劇的な対処法ではありませんが、いずれも不快さをなくすよう考えられたものばかりです。

6. 筋肉を弛緩させることで背中の痛みを軽減

背中の痛みはオフィス環境でよく起こります。その理由は、皆さんが一日中パソコンに向かい合っている間、背中の筋肉が無意識に固くなっているからです。

そのためにはまず片手でげんこつを作り、別の手でこれを包み込みます。そして、その状態で5秒間、左右の方向に肩甲骨を回し、外に広げます。「筋肉が完全にほぐれるでしょう」とRushlow氏は言います。

7. 胸のストレッチ

Rushlow氏によると、オフィスで背中が痛むのは、やはり一日中背中を丸めていることで胸筋が縮んでいるためだと言います。

彼女の解決法:ドアフレームを支えとして使い、左右それぞれの胸筋を30秒ほどストレッチします。

8. YとWの字を作る

最後のストレッチは背中を壁に向けて立つ姿勢で行うもので、身体全体でYの字を作るようにして両手を上に伸ばします。それから腕を下に降ろしながらひじを曲げ、最後にはWの字になるようにします。

ここで大事なのは、背中、肩、腕がすべて壁から離れないようにすることです。

「これを10回繰り返してください。効果を期待するなら毎日1回はやってみてください」とRushlow氏はアドバイスしています。

こちらは、背中の痛みを和らげる3つの方法を紹介している動画です。

8 One-Minute Health Hacks That Will Make You More Productive|Inc.

Bill Murphy Jr.(訳:コニャック