こんにちは、料理研究家のオガワチエコです。
暖かな陽気が続いていますね。多少、汗ばむくらいの日も増えてきました。これから夏に向けて、ますます日差しも強くなっていきます。そこで、気を付けなければいけないのが、紫外線です。
紫外線はシミやシワなど肌に老化の原因になるだけでなく、免疫力を低下させて深刻な症状をもたらしかねません。まだ夏ほどではないと油断しがちですが、実は5月の紫外線は夏に匹敵する強さなんです。仕事で外に出られるときなど、男性も他人事ではありません。
今回ご紹介する「イチゴとプチトマトのサラダ」は、5月の強い日差しによる日焼けを予防してくれるメニューです。
▼材料(1人分)
イチゴ......5個
プチトマト......5個
オリーブオイル......大さじ1
白ワインビネガー......小さじ1
砂糖......ひとつまみ
塩......ひとつまみ
▼作り方
1. オリーブオイルとワインビネガー、砂糖と塩を混ぜ、フレンチドレッシングを作る。
2. イチゴとプチトマトのヘタを落として半分に切り、1を入れて和える。
イチゴはビタミンCが豊富。ビタミンCといえば、肌に良いとされる代表的な栄養素です。コラーゲンの生成を促し、紫外線による肌へのダメージを軽減してくれます。また、強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去して老化を防ぎアンチエイジング効果も期待できます。
一般的にビタミンCというと、柑橘系の果実に多く含まれているイメージですが、それらにはソラレンという物質が含まれていて、日焼けを促進してしまう恐れがあるのです。イチゴには、ほとんど含まれていないので心配ありません。
フレンチドレッシングに含まれるビタミンEは、血行を促進して新陳代謝を高める効果があり、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する働きをします。また、ビタミンCはビタミンEを一緒に摂取することで、吸収率がアップします。相乗効果が得られるので、とても相性のいい組み合わせなんです。
プチトマトには、ご存知、リコピンが含まれています。リコピンも非常に抗酸化力の強い栄養素。ビタミンCも豊富なので、アンチエイジング効果に特化したメニューだと言えます。

イチゴは春から初夏までが旬なので、今がまさにその時期。フレンチドレッシングの酸味に、イチゴの自然な甘味が引き立ちます。ドレッシングを作るのが面倒であれば、市販のものを使って構いません。さっぱりとして、爽やかな朝の目覚めを促してくれます。
これで日焼け対策もバッチリ。明るく若々しい笑顔で、1日をお過ごしください。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。
(写真/大崎えりや)