ダイエットをしたことがある人なら誰でも、健康的に痩せることがどれだけ難しいか知っているはず。新しい研究結果によれば、少なくとも52週間、つまり1年減量を続ければその体重を長期的に維持しやすくなるのだそうです。コペンハーゲン大学の研究者たちは20人の肥満した人々に8週間のローカロリーダイエットを実施しました。8週間後、被験者たちは52週間1年間にわたって栄養士との面会やダイエットトラッキングを使って体重のメンテナンスを管理されました。研究者たちは空腹を引き起こすグレリンやGLP-1、空腹を抑えたりコントロールする働きを持つペプチドYYなど、空腹に関係したホルモンの量を計りました。これらはそれぞれダイエット前、ダイエット直後、そして1年間の経過観察後に計測されました。

減量後、被験者の食欲を抑えるホルモンは40%増加し、1年後にはなんと65%にまで上がったそうです。

一方、空腹を引き起こすグレリンの量は減量後23%低下しました。ダイエットをするともっと空腹感が増すこともありますが、1年間この体重管理を続けたことで空腹を引き起こすホルモンは減量前と同じに戻ったそうです。

つまり、長期的なダイエットを実施することによりダイエットで引き起こされる空腹感の増量を乗り越えることができたのです。被験者たちは減量後のリバウンドの危険性も乗り越えることができました。

これは些細な研究ですが、もしダイエットをしようと考えているならこれに習って長期的なプランで取り組むことが良いでしょう。でも、あまりストイックになり過ぎる必要もありません。もっと多くの野菜を食べるだけでいいのですから!

Successful weight loss maintenance includes long-term increased meal responses of GLP-1 and PYY 3-36 | International Journal of Obesity via The Independent

Melanie Pinola(原文/訳:wasabi)

Photo by Nogwater.