スマートフォンの高価格化はピークを過ぎた、ということでしょうか?
3月22日(日本時間)、アップルはiPhone SE、iPad Proの9.7インチモデルという2つの新製品を発表しました。新たな2つのガジェットは価格も同時に発表されましたが、前モデル(iPhone 6s、iPad Proの12.9インチモデル)と比べて30%以上も安くなっています。また、Apple Watch SPORTの値下げも発表されています。
それぞれの価格差を比較してみました。
iPhone (16GBモデル)
6s | SE | 差額 |
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8万6800円 | 5万2800円 | 3万4000円(39%) |
兄弟誌ギズモードいわく「16GBモデルは絶対に買ってはいけません」ですが...
iPad Pro(32GBモデル)
12.9インチ | 9.7インチ | 差額 |
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9万4800円 | 6万6800円 | 2万8000円(30%) |
Apple Watch SPORT(38mmモデル)
前価格 | 新価格 | 差額 |
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4万2800円 | 3万6800円 | 6000円(14%) |
もちろん、iPhone SE、iPad Pro(9.7インチ)どちらの製品もディスプレイは前モデルより小ぶりで、価格設定時の為替も異なります。それでもSoC(CPU)をはじめとするスペックは前モデルと同等。その製品がこれだけ安くなるというのは、かなりのインパクトです。
大型モデルのiPhone 6sは、安価な16GBモデルでも9万8800円の値札がついていましたが、スマートフォンの価格はこのあたりがピークなのかもしれません。トレンドセッターであるAppleがより低価格な新製品をリリースしたことは、他メーカーにも少なからず影響を与えると思われます。
(金本太郎)