最近のレトルト食品はレベルが高くなってきて、ちょっと高めのものなら外食にひけをとらない味です。
外食との違いといえば、いくら手軽になったとはいえ温めや盛り付けの手間は必要だということ。熱湯の中からパウチを取り出すのに手間取ったり、パウチに残ったソースが気がかりでなんとか絞りだそうとするも、結局直接吸い出したり。我ながら行儀が悪い。そこでハサミ『キッチン・シボレー』があれば、レトルト食品をもっと手軽に楽しめます。このハサミは先端がトングになっていて熱湯の中のパウチでも滑ることなく楽に取り出せます。また、パウチを挟んで中身を絞り出すための棒が付いており、取り残されたソースに悩むこともありません。

包装後に加熱殺菌され、食べる前にさらに加熱されるレトルト食品。そのため、加熱で固くなってしまう肉類がものさびしい量であることもしばしば。それならこのハサミでベーコンなんか切っちゃって、炒めちゃって(この時も先端のトングが活躍)、追加しちゃえます。
当然、ハサミは油まみれになるわけですが、このハサミ、90度開けば分解して洗えてしまいます。こんな単純な構造なのに文句なしの切れ味。刃物で名高い「関」のブランドだけあって、ハサミとしても優秀です。

(西村おきな)