Pick The Brain:フリーランスや個人事業主にとって、自分の宣伝をしたり、注目を集めたりするのは簡単なことではありません。しかし、ソーシャルメディアなら、完全に無料な上に、人脈を広げるチャンスがあります。LinkedInで強力なプロフィールをつくることから、Twitterで業界のコネを探すことまで、ソーシャルメディアのパワーをうまく利用すれば、仕事のキャリアに計り知れないほどの恩恵を受けられます。

今回は、フリーランスや個人事業主支援をする「Intouch Accounting」の専門家が、もっとも"売上につながる"と見ているソーシャルメディアをいくつか紹介しましょう。うまく活用すれば、明るい未来が待っているはずです。

Twitter

仕事が見つかる可能性が高い

職探しという点で言えば、Twitterが一番可能性が高いでしょう。似たような考えをもっている人とつながれますし、業界に関係のあるハッシュタグを見たり、おもしろい議論に参加してみたりするなど、幅広い使い方ができます。

会話や質問から始める

Twitterは、人を引きつけやすく、タイムリーな会話がしやすいので、自身が発信する業界情報の信用度を上げるだけでなく、オンラインでの存在感も高められます。Twitter初心者の人は、単純に質問ツイートをするところから始めてみましょう。質問することでほかの人と交流できます。ツイートに仕事関係のハッシュタグをつければ、驚くほどそれは広まっていくでしょう。

Facebook

ビジネスページを始める

Facebookは、フリーランスにとって有意義なプラットフォームですが、わりと見過ごされがちです。できるだけ早く、自分のページを仕事向けに設定したほうが良いでしょう。クライアントに、あなたが今仕事ができる状態だと確実に気付いてもらうためにも、ビジネスページは常にオンラインにしておきましょう。メールを送ったり、ウォールに質問を投げたりするなど、Facebookで個人的にコンタクトを取る方法はいくつもあり、正式なメールを送るよりも好まれることが多いです。

業界の動向をチェックする

Facebookは、フリーランスの人に人気のあるSNSではないかもしれませんが、同じ業界の人がどのように使っているのかわかりやすいです。サービスのマーケティング方法に関するTIPSから、グループに参加することまで、自分のネットワークを広げるチャンスがいくらでもあります。常に、競合に負けない何かを発信する必要はありません。同じ業界の人と強力な関係を確立することで、より適している仕事を紹介してもらえるなど、メリットがあるはずです。

LinkedIn

誰かに見つけてもらえる

LinkedInは、スキルや能力、つながっている人や投稿している記事などから見つけてもらえます。しかし、やはりすべてはプロフィールから始まります。今後、クライアントになる可能性のある人たちに、経歴や資格などを見てもらえます。LinkedInユーザーは、キーワード検索で、特定の仕事ができる人や能力をもつ人を探せるので、プロフィールはできるだけ正確に具体的に書くようにしましょう。また、現在のクライアントに、あなたのスキルや能力を推薦してもらいましょう。そうすれば信頼度も上がります。

仕事を積極的に探せる

ほかのSNSのプラットフォームと違い、LinkedInはビジネスに特化しています。つまり、自分のフィードにイラッとするような投稿は流れてこないということです。フリーランスや個人事業主は、仕事情報を積極的に探せば、キャリア全体の成功につながります。人脈作りという点でも、積極的な働きかけが重要です。「プロフィール閲覧ユーザー」のところを見れば、誰が自分のことをチェックしているのかがわかります。そのユーザーが連絡してきていなかったら、自分から連絡してみるだけの価値はあるでしょう。

仕事の締め切りを守ったり、新しい仕事を見つけたり、請求書や支払いの管理をしたり、すべてを自分1人でやるのは難しいものです。しかし、ソーシャルメディアを戦略的に活用すれば、自分や自社ブランドの宣伝をうまくでき、忙しくも輝かしい未来が待っているはずです。

How to Harness the Power of Social Media|Pick The Brain

Paul Gough(訳:的野裕子)

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