私はたまたま恋人がいない状態のまま3年も過ぎてしまったので、週2回のペースで毎週デートをしてみることに決めました。
その結果、1度デートした人からはたいてい2回目のデートに誘われるようになったので、今や「初デート」のエキスパートになれたと自認しています。
初デートの相手に求めるものは人によって違いますが、好感度の高い第一印象を与えることが肝心です。私は、初デートを山ほど体験した結果、どうすればうまく行くのか、あるいは、これをしたらおしまいだということがわかってきました。
予めお断りしておきますが、ここでシェアするアドバイスは男女両方に通用するものです。
前置きはこのぐらいにして、私の体験から初デートで避けたほうがいいことをご紹介しましょう。
1.初デートで相手に期待し過ぎる
初デートで相手がすごく期待しているとこちらにそれが伝わりますよね。
カッコよくて優しい人との出会いを期待するのは構いませんが、相手が期待通りでないからといって失礼な態度をとったり半分寝ているかのような無関心な態度をとっていいわけがありません。逆に、あまり高い期待をすると、相手を怖がらせてしまいます。
初デートがはじまったばかりなのに2人の将来をほのめかすような冗談を言ったり、相手のことがまだよくわからないうちに勝手に相手のことを決めつけるような発言は控えましょう。
「子どもを育てるのがうまそうだね」みたいなことを言うのはNGです。
あるとき、私が一度も会ったことのない男性がFacebookで私を見つけて私の全ての記事にコメントをしてきたことありました。デートをする前からFacebookでコメントをブロックされるような行ないはやめましょう。
2.早すぎる段階で真剣になりすぎる
お互いに相手を気に入って2回目のデートにこぎつけたとしましょう。
やりましたね! でも舞い上がらずに普段通りにふるまいましょう。デートのあとは最低3日間はこちらから連絡しないなどの相手の気を引く作戦を使う必要はありませんが、適度な間をおくべきです。
うれしくなってやたらとテキストメッセージを送ったり、すぐにFacebookで友だちリスエストを送らないようにしてください。
変な写真を勝手に送り付けたりすると、相手は「この人とはもう終わらせよう」と思って延々と仮病を使ったり、連絡が取れないようにブロックしたりするかもしれません。
私にはメッセージを送り過ぎて振られてしまった苦い経験があります。
相手から週末は先約があると言われて、「だったら週明けの月曜日は空いてる?」というメールをすぐに返すと、相手をうんざりさせてしまうかも。相手から返事がないからといって追い打ちをかけて同じ質問をすると、さらに事態を悪化させてしまうでしょう。
3.過去の失恋体験を持ち出す
デート用アプリに乗っているプロフィールは、皮肉に長けた人しか解読できない秘密の言語で書かれているかのようです。
私にはさっぱりわかりませんが、別に構いません。でも、でも1つだけ誰もが避けるべきことがあります。それは自分の古傷は封印しておくことです。
大人なら誰でも一度は苦い失恋を経験しているはずですから、わざわざ「嘘つきと山っ気のある人はお断り」などと書いてあるプロフィールには要注意です。
そんなことを書いて過去の恋愛の古傷を持ちだすと、デートをする以前にダメになってしまうでしょう。
過去の辛い思いはセラピストに癒してもらうべきで、デートの相手を探すときまず必要なのは自己認識です。プロフィールや初デートの会話で恋愛やデートがどれだけ辛いものかくどくど言うと、自分から危険信号を発しているようなものです。
これからはじまる可能性のある恋愛も危険信号を点滅することになります。
4.初デートで政治の話をする
今は、何でも政治的な感じがする時代。自宅に連れてきた相手の下着に政治的スローガンがプリントされていたら、私としてはお断りです。
政治的な話を深める前に、自問してみましょう。
「これは敬意を払いながら家族と話し合える話題かしら?」
もし、その答えがNoなら、バーチャルの見知らぬ人と前向きに政治の話などできるわけがありません。
もしかしたら、白熱したやり取りができるかもしれませんが、政治的意見の異なる人は排除したいと思うかもしれません。政治の話は初デートでは控えるほうが無難です。
どうしてもすぐに政治の話をしたいなら、相手が最初のドリンクを飲んでからにしましょう。私はデートの相手が「トランプがオフィスにいたらいいのにね」と言った瞬間に席を立ったことがあります。せめて、もう少しワインを飲んでから言ってほしかったと思いますね。
5.相手のことを聞かず自慢話ばかりする
男性諸氏から反論されるかもしれませんが、男性って本当に質問しませんよね。
特に女性と初デートするときはそうです。私は特に女性に心惹かれるわけではありませんが、女性となら感じよく会話を交わし、相手の話を積極的に聞いたり、相手の言うことに賛同するようなコメントをしあったりして心地よい夜を過ごせるはずです。
これが男性とのデートだと、デートの終わりにお互いのことを同じぐらいずつ知っていることはめったにありません。
これについては私には2つのセオリーがあります。
1つ目は、男性は女性を感心させるには自分の手柄を話すのがベストだと思い込んでいるということです。
あるとき男性が私に「僕の履いているジーンズの値段を当ててみて」と言いました。答えは450ドルでした。はっきり言って、この人馬鹿じゃないかと私は思いましたね。
2つ目は、男性は女性が言うことは軽視するように社会的に訓練されているということです。特にこれからセックスしようと思っている女性に対してはその傾向が出るようです。
そして、相手の答えを聞いてさらにフォローアップの質問をすると目の前に座っている人を攻略できる可能性が高くなります。それに、相手の生活について何かおもしろいことがわかるかもしれません。
6.自分のことを話さない
相手が自分自身について話さないという現象に腹立たしさを感じるデートをたくさん重ねた結果、私は相手のことを聞くより自分に関する情報をもっとシェアする努力をすることにしました。
慣れていないとなかなかそこまでするのは大変かもしれませんし、私も特にこれといった理由がなければいつの間にか自分のことを話さないようにしていました。
こちらが何を言っても、すぐに話題をそらして自分の話をし出す人もいますが、人によっては何を話したらよいか考える必要がなくなってほっとする人もいるようです。
それに、そのほうがより現実的な会話になります。話が弾まなくなったら、今自分が興味を持っていることを話せば、相手をプレッシャーから解放してあげられます。
7.アグレッシブになりすぎる
デートアプリは、恋愛の相手を探すためのものからセックスの相手を探すものまで多種多様ですが、私はほとんどすべてのデートアプリで、あの手この手でセックスの誘いを受けます。私は週に2回デートすることにしていましたが、最初の3カ月は2人としか寝ませんでした。
この2人にはどんな共通点があったでしょうか。
どちらもまったく私にプレッシャーをかけてこなかったのです。
実際、2人目の男性には、彼のリラックスした態度が一緒にいて心地よいことを伝えました。すると、彼はそれが彼のいつもの戦略なのだと言いました(ものすごく成果が出ていました)。
セックスを企業戦略みたいに扱うのはちょっとどうかと思いますが、安全でまともな人は「Noを受け付けない人」とは付き合いたくないと思うのも事実です。
私は、座ったとたんに私の体にやたらと親しげに触り出した男性をおいて帰ったことがあります。自信があるように見えるとセクシーですが、本気でそのつもりがあるときだけにしておきましょう。
8.言いたいことを言わない
攻めすぎは禁物ですが、自分が何を求めているか率直に相手に伝えることも大切です。相手がまだコートも脱がないうちから、本気で付き合いたいと言う必要はありません。
しかし、もっと早く自分の言いたいことをはっきり伝えるべきだったと後悔した経験が私には何度かあります。
私は1カ月以上、ある女性とデートしてたった1度しか深い関係を持ちませんでした。
自分が求めているものは、セックスなのか、恋愛関係なのか、休暇で家を空けるときペットの猫に餌をやってくれるセックスフレンドなのか、会話をしてお互いに伝えあう瞬間を逃した感じがします。
何となくフェードアウトして関係を終わらせるのはよくあるやり方かもしれませんが、私たちのどちらかがもっと自分の考えをはっきりさせていたら、少なくとも今、その人とは友だちでいられた気がします。
9.初デートで遅刻は厳禁
私は極端に時間に正確な人間ですが、オンラインデートでその性質を変えざるを得ませんでした。
どの相手も必ず毎回遅刻するからです。
私のスタンダードは低くなりましたが、時間の感覚が私とは違い過ぎる人と2回目のデートをしたことはありません。ここまででご紹介したコツを全部使っても、相性の問題は変えられません。
1時間も遅れて現れた相手でも歓迎できる人は自分も酷い遅刻魔だからでしょう。
相性、魅力、この人にまた会いたいと思わせる特別なつながりは、人工的に作れるものではありません。
せいぜい、馬鹿げたことをしないようにして、愛の魔法が働く余地を残すことです。
そうすれば、少なくとも2回目のデートまで塁を進められるでしょう。
Image: Phase4Studios/Shutterstock.com
Source: 2 Dates a Week
Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文]