こんにちは、料理研究家のオガワチエコです。

いよいよ年の瀬も迫ってきましたね。仕事の追い込みや忘年会等で、お忙しくされている方も多いかと思います。この時期は疲労感が残り、とにかく出勤時間ギリギリまで寝ていたいもの。朝食よりも睡眠時間を優先させたい気持ちはよくわかります。

でも、ちゃんと朝を食べなければ調子が出ないし作業効率も上がりません。1日のカラダのリズムを整えるためにも、何か少しでも口に含むべきです。今回は、そんな時間のない方にこそ召し上がって頂きたい、栄養も豊富でカラダも温まる「みそまる」をご紹介します。

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みそまる

材料(3個分)

味噌......30g

鰹粉......小さじ2

芽ひじき......適量

梅干......適量

手鞠麩......適量

白胡麻......適量

豆板醤......適量

作り方

1. 味噌と鰹粉をボウルに入れて、スプーンでよく混ぜる。

2. 3等分に分けて手で丸める。

3. 芽ひじきと梅干、手鞠麩、白胡麻と豆板醤、を2に加えて丸め、ラップにくるみ、冷蔵庫で保存する。

4. 食べるときは1つをお椀に入れ、お湯を適量注いでよく溶かして味噌汁にする。

味噌の栄養価の高さは言わずと知れています。「医者いらず」という別名があるほど、健康効果に優れた食品です。なかでも高いのが、コレステロールの抑制効果。血中コレステロール値が上昇すると、動脈硬化を起こしやすくなり、脳梗塞、心筋梗塞などを発症しかねません。忙しい時期にポックリ......なんていう事態を免れることができます。味噌は他にも、ガン予防や抗酸化作用によるアンチエイジング効果も期待できます。

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起きたら、器にみそまるを入れて、お湯を流し込むだけで完成するので、時間のない朝にピッタリ。作り置きができるので、ちょっと時間が空いたときに作っておけば、小腹がすいたときなどにも重宝します。今回は、可愛いさ重視で変わり種を作りましたが、シンプルにわかめや胡麻のみでもいいですね。

見た目が可愛らしくスイーツのようなので、職場に持っていけば女子社員ウケもいいはずです。チョコトリュフと形が似ているので、間違えてひと口で食べないようにしてください。

レシピ・文/オガワチエコ

料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。

(写真/大崎えりや)