営業するにもスピーチするにも、あるいは新しい友達をつくるにも、まったく初対面の相手から信頼を得るのは容易ではありません。突き詰めると、人間らしくありつつも、信頼できる人物になるというバランスの問題だとFast Company誌は解説しています。

Fast Company誌のLisa Evans氏は、ウォートン・スクール経営学教授のMaurice Schweitzer氏の考えを引用しつつ、相手の信頼を得るために必要な4つの基本要素を指摘しています。精神分析医は、何年もかけてこの4つの要素を実践し、患者の信頼を得ていくことが慣例となっているのだそうです。皆さんも。下記の4つの要素を知っていれば、第一印象で信頼できる人というイメージを与えたいときに役立つでしょう。

  • 信憑性を高める:正しい専門用語や身なりが信憑性にさりげなく影響します。
  • 真心を示す:相手には安心してくつろいでもらいたいものです。
  • 格差を縮める:従業員との間に信頼関係を築くためには、経営者が従業員に対し、権力をもっていることを見せつけるようなものを排除すべきだと、Schweitzer氏は勧めています。たとえば、スーツの上着やネクタイを外す、というようなシンプルなことです。
  • 弱みを見せる:少し不器用なところがあったり、古いジョークを言ったりすることで人間味が出てきて、他人の共感を呼びます。

これら4つがそろうと、信頼関係を築く上で非常に役に立ちます。Evil weekはもう終わりにして、そのパワーを悪だくみではなく良い方向に使いましょう。実際、就職面接など、小細工では相手の信頼を得られない場面がたくさんありますよ。

Kristin Wong(原文/訳:コニャック

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