モバイル用のノートPCは、有線LANコネクタが省略されている機種が多いです。こういったPCを旅行先や出張先のホテルでウェブに接続したいとき、部屋に有線LANケーブルしかないことがたまにあります。

そんな状況で役に立つのが、持ち運べるサイズの小型ルーター。LANケーブルに接続することで、自分専用のWi-Fiスポットを作りだせます。151127lht_WL330NUL_apple.jpg

ASUSの『WL-330NUL』は、Apple純正のEthernetアダプタとほぼ同じサイズと価格で、4つの用途に使えます。

  • 有線LANケーブルをPCのUSBコネクタにつなぐアダプタ
  • 有線LANケーブルに接続する無線LANルーター(親機)
  • PCのUSBコネクタに接続する無線LANアクセスポイント(子機)
  • 無線LANを中継する中継器

環境に応じてモードを選べるため、「他にWi-Fi機器が多く、無線がつながりにくいので有線(USB)で接続する」「Wi-Fiの親機にして、スマホもつなげる」「1台のデバイスしか接続できないWi-Fiを中継し、複数のデバイスで共有する」といった柔軟な運用ができます。

2年前に発売された製品のため、アプリやドライバはWindows 10に未対応、Wi-Fiはb/g/nのみと、スペックに若干の古さはあります。アプリのアップデートや後継機の登場が待たれます。

(金本太郎)