先日、NASAが「Flickr」に「アポロ計画で撮影された写真の高画質スキャンデータ」をパブリックドメインで公開し、話題になりました。「Flicker」にはパブリックドメインとして貴重な画像を公開しているアカウントが他にもいくつかあります。

アポロ計画 写真保管庫

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人類の月面着陸は、アポロ11号によって1969年7月に達成されてから、早くも46年が経過しました。全部で17号まであったアポロ計画のうち、有人での地球周回飛行に米国として初成功した7号以降の写真が、公開・配布されています。

大英図書館

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図書館に所蔵されている貴重な写真資料がパブリックドメインで公開されています。

コピーして再配布など、自由に利用できます。

ニューヨーク公共図書館

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世界有数の規模を誇るニューヨーク公共図書館も、保護期間を過ぎた写真を公開しています。貴重な資料が自宅に居ながら見られますし、もちろん再配布もできます。

その他、美しい風景写真など

老舗である『Flickr』では、多くのプロカメラマンがアカウントを持っており、美しい写真を公開してくれています。さすがに、完全に権利放棄された写真はほとんどありませんが、一部の権利のみ保持された「クリエイティブ・コモンズ(CC)」写真を公開してくれていることがあります。

CCが付与された写真は、ブログやSNSなどで利用したい時に、著作者の許容した範囲を守れば自由に利用できるので、プロのクリエイター以外でも知っておいて損はないでしょう。

今回はCCでの公開が比較的多く、私もお気に入りのカメラマンを2人ご紹介いたします。

Moyan Brenn

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Diana Robinson

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写真をダウンロードして利用する際には、必ず各写真に設定されている権利を確認してから、許された範囲内で利用するようにしてください。「All rights reserved」と記載されているものは「無断利用厳禁」ですので、くれぐれもご注意を。

(田中宏和)