MakeUseOf:PDFファイルは紙の文書のデジタル版のようなものです。共有され、読まれるためにあり、しばしば書類の書式のようにも使われますが、編集のし易さは考えられていません。ペーパーレスの世界ではPDFフォーマットは時代遅れだと言いたくなるかもしれませんが、PDFの文書がすぐになくなることはないでしょう。

嬉しいことに、PDFファイルの取り扱いがとても簡単になるツールがたくさんあります。さまざまなプログラムからPDFに変換することができたり、PDFファイルをGoogle Drive上で利用することもできます。

今回は、PDFの取り扱いを少し簡単にしてくれる5つのサイトをご紹介したいと思います。まずは簡単にファイルが変換できる方法から。さぁ始めましょう。

1. 「Small PDF」:無料でPDFをワードやその他に変換

PDFファイルを修正したり変換したりするサイトはとてもたくさんありますが、そのほとんどは広告満載のひどいものです。「Small PDF」はごちゃごちゃしておらず、動作にプラグインを必要としない点が際立っています。

Adobe Acrobatのような本格的ソリューションの代わりになるとまでは言いませんが、単に一度きりのタスクを素早く達成したいという程度のニーズなら、最適だと思います。PDFの圧縮や分割・結合といった作業をシンプルにこなすことができます。

ですが、一番便利なのは変換機能です。たとえば、静止画像のPDFファイルを編集可能なワードファイルに変換するのは複雑な作業で、完全に同様に見えるようにするのは基本的に不可能ですが、「Small PDF」は比較的高精度で変換してくれます。PDFをワードファイルに変換する必要があるなら、ぜひ試してみてください。

2. 「I Love PDF」:PDF変換・編集ツール

「Small PDF」はPDFを別の種類のファイルに変換するツールを提供でした。「I Love PDF」はその真逆に特化していて、ワードやパワーポイント、JPGファイルをPDFに変換できます。

PDFファイルにウォーターマーク(透かし)やページ番号を追加するツールや、PDFファイルを小さく圧縮できるオプションがあります。このサイトと「Small PDF」をブックマークしておけば、かなり完璧にPDFを変換でき、あるていど編集できるようにもなるでしょう。

3. 「PDFy」:どんなPDFファイルでも素早く共有、プレビューで完成

オンラインでPDFを公開する方法はいくつかありますが、多くはアップロード用のアカウントが必要です。ImgurのPDF版のような感じの、簡単なアップロードして共有できるものが欲しければ、「PDFy」が最適です。

これを書いている時点では、サイトのアップロードボタンは機能していませんが、メールでPDFを投稿できます。このサイトは無償で広告もありません(運営を続けるには寄付が必要だということですが)。

4. 「Paperjet」:オンラインでPDFに記入

PDFを送ってもらったけれど、それが入力フォームになっていなかったということはありませんか? それを印刷して、1500年代の小作農のようにペンで記入してスキャンして送り返すということを期待されているのでしょうか。

「Paperjet」はそんな面倒を解消してくれる救世主のようなツールです(読みにくい手書き文字を読まされることもなくなるので、みんなハッピーになるでしょう)。「Paperjet」にPDFをアップロードすると、PCから入力できるようになります。自分の署名を追加することもできますよ。

これで基本的に、MacのPreviewに入っているあらゆる機能がWindowsやLinuxユーザーでも使えることになります。このサービスは月にアップロード10回までは無料で、それ以上は月$5か年$50となります。

5. 「Uberflip eBook Generator」: PDFファイルをオンラインeブックに変換

美しいPDF文書をダウンロードなしで閲覧できるように、eブック形式でウェブサイトに埋め込むことができるようになります。

eブックの閲覧には、Flashが必要なのが残念ではあります。また、我々のテストでは、「Uberflip」のモバイルインターフェースは小さく、迫力に欠ける感じでした。ある意味で過ぎ去った時代の遺物とも言えますが、あるていど楽しめるものでもあり、気に入る方もいらっしゃるのではないかと思います。

5 Tools to Convert and Edit The PDF Format | MakeUseOf

Justin Pot(訳:コニャック

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