皆さんは週末をどのように過ごしていますか。美術館へ気になる作品を見に行ったり、ジムで気持ちのよい汗を流したり、友人と久しぶりの会食を楽しむ。週末は仕事モードをリセットして、自分らしさを取り戻すための時間を過ごしたいですよね。そこで今回は、秋の心地よい風に誘われて、非日常の世界にたっぷり浸ろうと、歴史と自然に抱かれた古都鎌倉へ1日旅に出かけてみました。
旅の友として持って行ったのは、シャープの2015年秋冬モデルのスマートフォンAQUOSです。本格的なデジタルカメラにも匹敵するハイクオリティなカメラ機能と高精細な液晶画面。旅先で観光スポットなどを教えてくれるなど、さまざまなライフシーンで役立つ情報を音声やテキストでサポートしてくれる人工知能(AI)『エモパー』を試してみたかったからです。
実際に街をめぐりながら使ってみると、新旧の鎌倉らしさを発見でき、スマホならではの手軽さで撮影ができたので、久しぶりに充実した時間を過ごすことができました。では、2015年秋冬モデルのスマートフォンAQUOSで撮影した写真や動画と併せて鎌倉での週末1日旅をご覧ください。
山寺の竹林で、仕事の雑念を取り払い、本来の自分を起動させる
鎌倉と言えば、初詣で賑わう鶴岡八幡宮や大仏がある高徳院を思い浮かべますが、今回の週末1日旅では、人混みをなるべく避けて、ゆったりとした時間を過ごすことにしました。
そこでまず訪れたのは、JR北鎌倉駅から歩いて約8分の場所にある禅寺『浄智寺』です。山門をくぐり境内に入ると、鐘楼が吊り下げられた楼門や本尊が安置されている仏殿、茅葺き屋根の書院など歴史を感じさせる建造物が続きます。
そして、そこから林道を上ると森閑とした緑の森が姿を現します。木々の間からこぼれる陽差し、静寂のなかで聞こえる竹林の葉がさらさらと風に揺れる音に身を委ねていると、余計な雑念から心身が解きほぐされて、思うままに旅を楽しむための準備が整いました。

鎌倉の作家と作品が集うシェアアトリエ「北鎌倉たからの庭」

次に訪れたのは、浄智寺の山門脇の道ぞいで見つけた看板を頼りにたどり着いた「北鎌倉たからの庭」です。スタッフに話を聞くと、古民家を利用した鎌倉で活動している作家たちのシェアアトリエで、作品を展示販売するギャラリーのほか、薪窯がある小屋では陶芸教室が開かれるなど、鎌倉の文化やアート、生活スタイルの発信拠点として運営しているそうです。

新旧の鎌倉が共存。古民家を再生したスモークチーズの店『北鎌倉燻煙工房』
北鎌倉から鎌倉の中心地へ向かう途中で、レトロな雰囲気の店を発見したので立ち寄ってみました。『北鎌倉燻煙工房』は、2014年9月にオープンしたイートインもできる手づくりスモークチーズの店。店主の島津健(しまづたけし)さんは、鎌倉の景観の魅力である古民家を生かした街づくりを推進する「鎌倉古民家バンク」の主宰者で、この店も昭和初期の民家を再活用しているそうです。

情緒が漂う小路を散策中に、人工知能のエモパーが鎌倉ならではの観光スポットを教えてくれました
鎌倉観光の拠点となるJR鎌倉駅前に到着。観光スポットとしては、鶴岡八幡宮へと続く小町通りや若宮大路が有名ですが、ここでも人混みを避けて、小路を散策してみました。
作家・大佛次郎の旧住居跡の黒塀が続く小路で写真を撮りながら歩いていると、2015年秋冬モデルのスマートフォンAQUOSに搭載されている人工知能の「エモパー」が、近くにある『博古堂』という観光スポットを画面表示で教えくれました。さて、『博古堂』とはどんな場所なのでしょうか? さっそく訪ねてみました。

鎌倉の歴史と伝統をいまに伝える鎌倉彫の店『博古堂』
「エモパー」が教えてくれた『博古堂』は、鶴岡八幡宮の三の鳥居脇にある鎌倉彫の伝統を継承する老舗店兼工房でした。店内で話を聞いた後藤圭子(ごとうけいこ)さんは、鎌倉時代から仏師を家業としてきた後藤家の29代目当主。『博古堂』は、明治政府の廃仏毀釈(仏教排斥)により、仏師から本業を鎌倉彫へ移行させた曾祖父が1900年(明治33年)にこの地に構えたそうです。
鎌倉彫について聞いてみると「鎌倉時代に禅宗とともに中国から伝来した、素地の表面に漆を塗り重ねて層をつくり、文様を彫り込む技法、堆朱(ついしゅ)を仏師たちがアレンジして、お寺の仏具をつくる際に、木地に文様を彫った後に漆を塗って仕上げたのが鎌倉彫のはじまりです。お盆や器などの日用品をつくるようになった明治以降は、各時代に合わせた彫り方や塗り方が生まれ発展してきました」と、その特長を教えてくれました。

店内には、代表的な小豆色の器のほかにも、漆に顔料を混ぜることで多彩な色を引き出した作品が並んでいます。鎌倉彫は熱にも強く丈夫なことから、革製品と同じように使い込むほど風合いが出てくるそうです。
中心地から江ノ電でぶらり旅。もうひとつの鎌倉の魅力を楽しむ
鎌倉から民家を縫うように通り抜け、海沿いを走り、江ノ島を経由し藤沢まで続く江ノ電。車窓からは変化に富んだ景観が楽しめるほか、沿線には人気観光スポットの長谷寺や大仏がある高徳寺、極楽寺などがあり、1日乗車券を利用すれば、途中下車して散策しながらめぐることができます。

今回は鎌倉駅から鎌倉高校前駅まで乗車してみました。途中、民家の玄関が線路沿いにあることに驚かされ、稲村ヶ崎〜七里ヶ浜〜鎌倉高校前では湘南の海を間近に見ることができるなど、ローカル線ならではの発見と景観が楽しめました。
鎌倉の日常と地元発の観光情報に出会うカフェ『ヨリドコロ』
江ノ電の稲村ヶ崎駅で下車。その目的は、海岸から江ノ島の向こうに沈みゆく夕陽を眺めることでしたが、日の入りまでには時間があったので周辺を散策。線路沿いで見つけたカフェ『ヨリドコロ』に立ち寄ってみました。
大正期に建てられた民家の柱や梁をそのままに、クラウドファンディングで集めた資金で店主やスタッフが自らリノベーションを施して、2015年6月にオープンしたこの店。コンセプトは「鎌倉の日常を旅する」ことだそうです。

店主の恵武志(めぐみたけし)さんは、「非日常」を求めてアジアや中南米を数年間にわたり旅するなかで、訪れた現地の文化や習慣など「当たり前の日常」にふれることで大きな刺激や影響を受けたそうです。そこで、この経験を生かして、鎌倉の日常を国内外から訪れた人たちに感じてもらおうと、実家の干物店より取り寄せた天日干しの干物や地元の食材を使った家庭料理などを提供。また、鎌倉の魅力を発信する観光拠点としてオリジナル観光マップを配布したり、ウェブサイトで情報発信しているそうです。

鎌倉の随一の夕陽を望み、旅を締めくくる
「日の入り時間がだんだん早くなっているので、そろそろ向かった方がいいですよ」と『ヨリドコロ』の恵さんに言われ、歩いてすぐの稲村ヶ崎公園に向かいました。
砂浜に降りると、打ち寄せる波をオレンジ色に染めながら、江ノ島の向こうに沈んでいく夕陽の光景が目の前に広がりました。今回の鎌倉週末1日旅を思い起こしながらしばらく眺めていましたが、最後に幸せな瞬間を味わうことができました。そろそろ鎌倉駅に戻ることにします。

2015年秋冬モデルのスマートフォンAQUOSと一緒に鎌倉を旅して感じたことは、デジタルカメラのような高画質撮影をこれまでと変わらないスマホの簡単な操作だけでできてしまう快適性能です。しかも、5.3インチの大きく高精細なハイスピードIGZOディスプレイは、動きのある被写体でも残像を抑えてなめらかに表示。撮ってすぐに写真や動画を快適に楽しめるのは、デジタルカメラにはないメリットだと思いました。
今回は電車で移動しての旅でしたが、一歩先行く便利で賢いスマートフォンAQUOSをポケットに入れておけば、デジタルカメラをいつも持ち歩いている感覚で、いつでもどこでも撮影が楽しめそうです。
では最後に、動きのあるシーンをスーパースローなど、肉眼では見ることができない再生スピードで楽しむことができる、2015年秋冬モデルのスマートフォンAQUOSで撮影した鎌倉週末1日旅の動画をご覧ください。
▲2015年秋冬モデルのスマートフォンAQUOSは、ハイスピードAFとハイスピードセンサーを搭載。動きのある被写体でもリアルな映像を残せ、なめらかなスロー映像を楽しむことができます。しかも、電力消費を抑えるエコ設計とスタミナバッテリーにより、写真や動画の撮影が1日たっぷり楽しめます。
AQUOS ZETA SH-01H|シャープ
AQUOS Xx2|シャープ
協力:江ノ島電鉄(ライフハッカー編集部、写真/大嶋拓人、写真・動画/塚本修史)