cafeglobeより転載:大事なクライアントとの打ち合わせが午後に控えているというのに、「しまった、ランチに玉ねぎが入っていた!」という経験はないでしょうか。
ニンニクや玉ねぎを食べたわけではなくても、歯の治療中や、ダイエットで炭水化物を控えているときなども、口臭が気になることがあります。
そこで摂りたいのが、食後に口にすることで口臭予防に役立つ食品。口臭予防には、歯磨きが一番なのはもちろんですが、歯磨きする時間がないときや、歯磨きだけでは不安なときなどのために、ふだんの食生活に取り入れておくと良さそうです。
バナナ
意外なように思えるバナナ。これは、ダイエット中の口臭予防におすすめの食品です。
炭水化物を減らした時や、食事を抜いたときなど、身体は糖質ではなく脂肪を燃焼させます。それにより発生するケトンが臭いのもととなります。
「L'Express」より翻訳引用
つまり、糖質不足で起こる口臭を改善するには、バナナのような糖質が豊富な食物を摂るのが一番ということです。言い換えれば、極端に糖質を減らすダイエットは、できれば避けた方がいいということでしょう。
無糖ヨーグルト
食後のヨーグルトにも、口臭予防効果があります。ただし、無糖のものを選ぶのがポイントです。
ヨーグルトの口腔内での働きは次の通り。
口臭の元となる硫化水素を減らす働きがあります。ヨーグルトのカルシウムとビタミンDの結びつきも、口腔内の健康改良に最適な成分です。
「L'Express」より翻訳引用
一日2回乳製品を摂ることで、口臭問題を改善することができるそうです。
フランスでは、食後にチーズかヨーグルトを食べる習慣があります。上の説明を読むと、その習慣自体は、理に適ったものと思えますが、あまりに匂いのきついチーズや、加糖ヨーグルトを食べたのでは、アウトということなのでしょう。
カフェインレス・ティー
お茶の中でも特に効力があるのは、完全発酵させたブラック・ティーです。
ブラックティーとは主に「紅茶」のこと。メジャーなのは、インドのアッサム、ダージリン、ニルギリ、中国の雲南茶、ラプサンスーチョンなどでしょうか。
ポリフェノールは、口腔内のバクテリアの増加を抑えます。また、消化による悪臭を抑える働きもあります。
「L'Express」より翻訳引用
ただし、カフェインは口臭には良くありませんので、気をつけましょう。紅茶もできればカフェインレスのものを飲むことで、口臭を消すことができます。ちなみに、フランス人が習慣としている食後のコーヒーは、口臭予防の面からは、すすめられないそうです。
これら3つの食品を定期的に摂取することで、口臭はかなり改善されるそうです。
また、最後に忘れてはいけないのが水分の補給。
というのも、
口の中が乾燥することで、口臭はひどくなる傾向があります。
「L'Express」より翻訳引用
空調が整ったオフィスは、そうでなくても空気が乾燥しています。こまめに水分補給を行うのは、美容だけでなく、口臭予防にも大切な習慣ということでしょう。
[L'Express ]
(冠ゆき)
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