より良い意思決定をするためには、まずどのように意思決定をしているのかを理解することが重要です。
『Yes or No:How Your Everyday Decisions Will Forever Shape Your Life』の著者であるJeff Shinabarger氏によると、意思決定のスタイルには7種類あるそうです。彼のサイトにはこのように書かれています。
どのように意思決定しているのかを理解すると、より自分の考え方を知ることができます。意思決定のスタイルは、あなたの長所と短所を教えてくれます。
いくつかをご紹介しましょう。
リストアプローチ型
意思決定をするのは物事の長所と短所が系統的に考えられるときだけというタイプです。Shinabarger氏によると、
いかなる意思決定も、紙とペンで長所と短所のリストを順に上から書き出すことから始まります。こうすると、たしかに物事をあらゆる角度から見ることができますが、すべての選択肢を考慮しなければ決定ができないタイプです。
データ駆動型
意思決定のカギとなるのはリサーチで、必要なのは確かな数字というタイプです。
情報が多ければ多いほど、良い決定ができるようになります。具体的な数字、リサーチ、根拠によって、このタイプの人の行動やどのような意思決定をするかが決まります。
直感型
直感で行動し、リスクを背負うこともいとわないタイプです。
このタイプはなにごとも直感で決めることが多いので、意思決定は速攻で行われます。また、決めたその瞬間から動くので、いつ決定がなされたのか、周りが予測するのは難しいでしょう。
Shinabarger氏が開設したサイトでは、意思決定のスタイルがどのタイプなのかがわかるテストを受けることができます。非常にシンプルなテストで、質問に答えるだけで、自分がどのスタイルなのか大体わかるでしょう。しかし、これはあくまでShinabarger氏の個人の考えに基づいており、きちんとした学術的裏付けのあるものではありません。とはいえ、非常に現実的なため、意思決定への理解を深めてくれることでしょう。
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