Inc.:事業を運営したり、持久力を必要とするイベントに関わったりするのは、いずれも高いレベルでのマインドフルネスを要します。そして、事業運営はとても厳しく、難しいものです。リスクも高く、ゴールラインに到達するより前に終わってしまうこともあります。計画をたて、何もかもきちんと行っていても、「レース」のほうが皆さんの走りはここで終わりだと決めてしまうのです。ゾッとしませんか? 順調な事業運営を行うためには、マインドフルネスのスキルを高め、磨き、そして実際に使わなければなりません。

ビジネスには、自分自身が現れます。もちろん、クリーンなビジネスを行わなければなりませんが、ある程度手も汚すことも避けられません。ですから、「清潔さは信心と共にある」と言う言葉を今は置いておいて、「マインドフルネスは信心と共にある」という言葉を心に留めましょう。この記事では、マインドフルで、なおかつビジネスで成功するための6つの方法を紹介します。これらの多くは、私が友人から学んだ教訓です。

なぜ?と思うことを探す

コーチング・ディレクターのMarc Von Musser氏は、この世でもっとも成功したライフ・コーチかつモチベーターの1人です。彼は、自分の「内なる疑問」を見つけられれば、なんでもできると固く信じています。「成功は才能とは関係ありません。貧乏に生まれたか金持ちに生まれたかというようなことも関係ないのです」と Von Musser氏は言います。成功するためには、目的を確認しながら、なぜこのような行動を選択したのかを思い出すことのほうが大事なのです。「自分の中に疑問さえあれば、自然と行動が伴います」

リスクとは、成功のためのステップである

「成功の確信があるのなら、当然、それは挑戦ではありません。単に行動しているだけです」

パルクール専門施設Parkour Generationsの創設者で重役でもあるDan Edwardes氏は言います。何かをやってみて、たとえ成し遂げられなかったとしても、それは問題ではありません。いちかばちか、やってみる勇気をもつことが大事なのです。成功とはどのように見えるものでしょうか。Edwardes氏によれば、パルクールによって、自分の選択に満足し、定めた目標に向かって常に努力することを学んだと言います。目標を定め、自分に欠けていることを不満に思うよりも、成し遂げたいと思うことに集中するようエネルギーを使いましょう。

小さな選択に向き合う

Mark Divine氏は、軍隊から着想を得たトレーニング・プログラムであるSEALFITを運営する元Navy SEALs(海軍特殊部隊)です。「自分の立ち位置について考えられるのは、静かに座っている時間だけでした。SEALsになるかどうかは人それぞれですが、人生は、小さな選択の積み重ねでできています。精神的にタフでいられる秘訣は、そういった小さな選択を間違ってしてしまったときに、それに気づく力を育てられるかどうかにあります」

立ち入る前に瞑想を

私の母は、瞑想することで価値観をリセットする方法を教えてくれました。他人にとっては、母はただ座っているだけに見えたかもしれませんが、実際には、母は深く集中しながら考え、戦略を練っていたのです。毎日、母は自分の考えを再調整し、創造的なアイデアを活用し、必要があれば、長い考慮の末に厳しい決断に立ち向かっていました。ビジネスとは、絶え間なく熟考するということです。自分自身のことについても、自分の選択についても。

繰り返しと粘り強さを身につける

「Self-Transcendence 3100マイルレース」と呼ばれる徒競争がありますが、これは、ニューヨークに住むスピリチュアルリーダーSri Chinmoy氏によって始められました。走者たちは、3100マイルに達するまで市の一角を何周も走ります。Chinmoy氏は、彼らの認識の壁を壊し、自分の限界を見つけ、それを乗り越えようと試みる手伝いをしようとしたのです。これは、経営者なら誰でも磨いているスキルです。途中、つらくてやめたくなりますが、そこを乗り越えた人は大抵報われます。彼らは、苦労が続いたとしても、仕事に安らぎとモチベーションを見いだせるに違いありません。

ビジネスの成功には努力がいります

学ばなければならない教訓があるとして、一夜漬けで得られるようなものは少ないでしょう。大抵の場合、前へ進むには何年もかかり、粘り強さと個人的な成長を必要とします。成功者は、先駆者から学びます。ビジネスを成功させるということは、目的であると同時に、旅そのものでもあるのです。

6 Six Ways to Add Mindfulness to Your Business|Inc.

Joe De Sena(訳:コニャック

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