「Apple Special Event」にて、新プロダクトのiPad Proが発表されました。iPad Airの約2倍のディスプレイサイズで、Apple Pencil・外付けSmart Keyboardを用いた操作が可能です。4K動画再生にも対応し、より美しい映像体験が可能になります。
スペック
- 容量:32GB & 128GB(Wi-Fiモデル)、128GB(Wi-Fi+Cellularモデル)
- ディスプレイ:12.9インチRetinaディスプレイ(解像度2732×2048ピクセル)
- 重量:713g
- 厚さ:6.9mm
- カメラ:8メガピクセルiSightカメラ
- ビデオ再生:4K動画対応
- OS:iOS 9
- 価格:799ドル、949ドル、1079ドル
- 発売日:11月
iPad Air 2に比べて78%大きくなっていますが、大きさは問題になりにくいでしょう。機能を見るかぎり、使い方はノートPCに近くなると思われるためです。実際、スペックもPCに迫る水準です。以下では、追加された新機能をご紹介します。
アプリを2つ同時に表示できる

iOS 9で新しく実装されるSplit View、画面を2つに分け、アプリを2つ同時に表示できる機能です。iPad Proなら、画面の広さを活かし、この機能をフルに活用できるでしょう。Excelで作成したグラフをWordにすぐに貼り付けたりすることができ、作業速度が上がることはまちがいありません。
Apple Pencilで画面に書き込みができる

文書にメモを書き込んだり、イラストを描いたりできます。Apple Pencilは高精度の感圧センサーを内蔵し、描かれる線は非常に正確です。文章にラインを引いたり、丸をつけたりすることもできるので、社内で資料を見せるときなどにも便利なはずです。充電はLightningコネクタで行い、電池は不要です。
純正外付けキーボードが使える

専用のSmart Keyboardを使用してテキストを打ち込むことができます。接続は専用のコネクタを利用し、バッテリーもBluetooth接続も不要です。ソフトウェアキーボードから打ち込むこともできるので、今いる場所に応じた入力方法を選択でき、便利ですね。
もちろん、画面は超美麗なRetinaディスプレイ。動画や写真を眺めるのも楽しいはずです。
MicrosoftのSurfaceタブレットのApple版といった製品でしょう。価格的にはSurface 3のほうが安いようですが、iOSなのでiPhoneと連携が取りやすく、Apple製品ならではの「痒いところに手が届く感じ」が魅力的です。発売される11月まで、悩まされることになるかもしれませんね。
iPad | Apple(日本)
(文/神山拓生)