うだるような真夏の暑さには、体も心も参ってしまうし、電気代にも頭を抱えます。実際に外気を下げることはできませんが、少しでも涼しく感じられるように夏を過ごすTipsベスト10をまとめてみました。
1. よく水を飲む

季節を問わず、水分補給が大事なのはご存じでしょう。暑さや運動で汗を大量にかいた時は、普段以上に水を飲むことが大切になります。「アメリカ疾病予防管理センター(CDC)」は、身体をエアコンに置き換えて考えるといい、と言っています。
運動の後や気温が高くて身体が熱くなると、体内のエアコンのスイッチが入り、汗をかき始めます。体内のエアコンは汗を冷却液として使うので、タンクとなる体に水分を補給することが大事です。たくさん水を飲みましょう。
水以外の飲み物で水分を補給してもいいですが、水なら簡単に手に入って、お金もほとんどかかりません。水を飲むのを忘れそうな場合はこちらの過去記事を、水の味が好きになれない人はこちらの過去記事を参考にしてみてください。水を飲むのがかなり楽になるはずです。
2. 汗をかき過ぎないようにする

夏で1番嫌なのは、汗をかいてベタベタすることではないでしょうか。汗かきではない人でも、制汗剤をつけるとか、綿のような通気性のある素材の服を着るというような、汗をかきにくくする方法を知っていると、より快適に過ごせます。
3. エアコンをDIYする

夏の間中、エアコンを使いまくっていたら、電気代は高いし、節電にもなりません。発泡スチロールの箱と扇風機でつくる安くて簡単なエアコンをDIYしてみましょう。これではちょっと見た目が気になるという人は、ほかにもアイデアがあります。
4. 扇風機を効率よく使う

夜は特に、扇風機を外に向けた方が、部屋が涼しくなって快適に眠れるというのは知っていますか? 昼でも夜でも、温度コントローラーを使って扇風機を自動でオン/オフするようにすれば、電気を節約できます。天井にファンが付いている場合は、反時計回りに(夏用のハイスピードの設定で)回した方が涼しいです。
5. 食べ物を冷たく保存し、火を使わない料理をつくる

夏は野外で食事をするのも楽しいですが、陽に当たるとよくない食べ物や飲み物があります。そういうものは、植木鉢と砂と水でつくる「原始的なクーラー」で冷たく保存しましょう。暑すぎて料理がしたくないときは、冷たいスープをつくったり、炊飯器や電子レンジなどの家電を活用するなど、ガスレンジを使わない料理をつくりましょう。
6. 適度に運動をする

暑いからといって、運動をやめなければならないわけではありません。暑い中で運動をするのもある程度慣れることができますし、夏はウォータースポーツに切り替えるというのも常套手段です。強い日差しを避けたいなら、短時間で運動を済ませるという手もありです。また、オーバーヒートを防ぐために、運動前にあらかじめ体を冷やしておくというテクニックもあります。
7. 窓を効果的に使う

窓を効果的に使えれば、エアコンを使わなくて済むかもしれません。日中は窓を閉め、遮光カーテンで太陽光をシャットアウトし、夜になったら窓を開けます。また、湿ったタオルを窓の手前に干せば、家に流れ込む空気が冷たくなります。家の両側の窓を開けたり、上の階と下の階の窓を開けるなどして通り道をつくり、風をできるだけ多く流しましょう。
8. 車内を速攻冷やす方法

熱くなり過ぎた車内の温度を一気に下げる方法があります。助手席の窓を全開にし、運転席のドアを5回以上開閉するだけです。
9. 就寝中も涼しく保つ

気温が高過ぎると体温も高くなるので、なかなか寝付けません。夏場は不眠症気味になるという人は、氷枕を使ったり、濡れたタオルを頭に巻くなどして(エジプト式メソッド)、頭を冷やすようにしましょう。過去記事の熱帯夜に快眠する方法も参考にしてみてください。
10. 体の冷やすといい場所を覚える

最後に、暑くてどうしようもなくて、涼しい場所も見つからないようなときは、首や手首など、体の冷やすといい場所を覚えておきましょう。タオルにくるんだ氷(冷たいものなら何でもOK)を、上の図の冷やすといい場所に当てれば、効果的に涼しくなります。
Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)