99u:遅かれ早かれ、チームで仕事をしている時は面倒な対話もしなくてはいけません。ある研究によると、80%の管理職は面倒な対話への対処も自分の仕事の一部だと思っているとのことです。ところが、彼らのうちの53%は対処の方法を学んでいないという理由でそうした対話を避けています。
コミュニケーションの専門家で『The Discomfort Zone: How Leaders Turn Difficult Conversations Into Breakthroughs』の著者でもあるMarcia Reynolds博士は、面倒な対話に対処するには何が必要かを次のように提示しています。
相手がするべきことを指摘しない
皆さんが望むことを、相手にしてみたいと思わせるために皆さんはそこにいるのです。その人の望みが見つかれば、前に進めるようにモチベーションを与える手助けをするのです。
相手を第1に考える相手の解決策を見つけることを目的に会話を始めましょう。自分のことしか考えていない人だと思われてしまったら、協力してはくれないでしょう。
話し合いの際に、相手をどういう気持ちにさせたいか皆さんが最初から怒っていたり、失望したりしていれば、相手が心を開くことはないでしょう。相手にどのように感じてほしいのでしょうか? 触発されてほしいのですか? 希望を持ってほしいのですか? 会話を生産的な方向に運ぶ足がかりにするために言葉を慎重に選んで使うべきです。
心から相手を尊重し、それを示すその人の良い仕事を思い出しましょう。知っている範囲でその人もベストを尽くしていることを忘れないようにしましょう。考え方に賛同できない時であっても、目の前にいる人を敬いましょう。
意見の違いに対処するのは簡単ではありませんが、これを避けているとあとで高くつきます。
Photo by Shutterstock.