cafeglobeより転載:大人の女性の休暇の楽しみといえば海外旅行。
目的地に着くまでのワクワクする感覚は楽しいですよね。でも、フライトが長時間になると退屈してしまうこともあります。そんなとき、もっとエキサイティングな機内エンターテイメントが楽しめたら、時間があっという間に過ぎていきそうです。
航空業界の先駆者カンタス
世界で3番目に古く、英語圏では最も歴史のある航空会社の「Qantas(カンタス)」が、そんな乗客の希望をかなえてくれる試験的な試みを行います。
オーストラリアは他の大陸、特に欧米と離れているため、カンタスでは飛行距離や飛行時間の長いフライトが多いのです。同社はダラスとシドニー間の世界最長ノンストップサービスの記録も誇っています。
当然機内で過ごす時間が長くなるため、乗客にはフライトをより楽しんでもらおうと特にエンターテイメントには力を入れてきました。
ファーストクラスで楽しむ3Dエンターテイメント

カンタス航空は、3月中旬からの3ヶ月間、試験的に3Dヴァーチャル・リアリティのエンターテイメントをファーストクラスに導入します。サムスン電子・オーストラリア社と提携して360度眺めることができるフル装備のヘッドセットを乗客に提供するというのです。これは業界初の試み。
世界最大の旅客機で総2階建ての「エアバス380」内で実施されるこのサービス。シドニー、ロサンゼルス間とメルボルン、ロサンゼルス間の国際線のファーストクラスで楽しむことができます。
フライト中に楽しむ臨場感たっぷりの旅

気になる内容ですが、まずは最新映画。それを3Dかつ劇場を独占しているような臨場感で楽しめそうです。
他にも予定されている内容は、シドニーやノーザンテリトリーにある世界遺産のカカドゥ国立公園など旅行スポットのツアー、ロサンゼルス国際空港にあるカンタスの新しいファースト・ラウンジのツアー、エアバス380旅客機の迫力ある離着陸の様子など。どれもフライト中のミニ「旅行」となりそうです。
また、機内以外にも、シドニーとメルボルン国際空港のカンタスのファーストクラス・ラウンジにおいて同じ試みを2月中旬から実施する予定。将来、こんな3Dが機内エンターテイメントのスタンダードになる時代が来るかもしれません。
(ぬえよしこ)
Photo by Qantas Airways