ある格言によれば、「その部屋で一番賢い人間が自分だとしたら、あなたは間違った部屋にいる」そうです。でも、おもしろい会話や関係性を求めるなら、賢さよりも「予測不能性」のほうが重要かもしれません。

知性の不足を補うよりも、予測不能な驚きに触れたほうが、マインドは広がります。作家のVenkatesh Rao氏は自身のブログで次のように書いています。

多くの人が耳にしたであろうこの格言に対する私の代替案は、「私は予測不能な人にしか興味がない」というものです。もし私が、あなたの行動や言動を予測できたなら、私はあなたへの興味をすぐになくしてしまうでしょう...。

「なるほど!」よりも「はあ?」なのです。

より賢いことは重要ではありません。ただ違っていればいいわけでもありません。私は、自分より賢い人や、自分とは違っている人(風変わりな人であれ、常識的な人であれ)の行動や言動を、かなりの程度、予測できます。

そうではなく、自分とは違う形で「自由」な人を集めてください。自分より賢い人ではなく、異なる自由を持っている人を周囲に置くのです。

これは、自分より賢い人たちと友だちになるなという意味ではありません。あなたとは違う形で自由な人たちを周りに集めることを勧めているのです。Rao氏は、違う形の自由の例を2つ挙げてします。

勝つための自由(地位や能力の向上にフォーカスし、勝利の確率を高める)

遊び続けるための自由(遊び続ける能力を培い、期待と現実の不一致からくる不安に悩まされない)

自分とは異なるタイプの人や、異なる考え方に触れることで、より創造的になれます。結局、創造性とはアイデアをつなぐことなのです

Don't Surround Yourself With Smarter People|ribbonfarm

Herbert Lui(原文/訳:伊藤貴之)