すでに家族旅行のような大きな行事を習慣にしている人もいるかもしれませんが、毎日、あるいは毎週定期的に行う家庭の習慣で、お互いの絆を深く保つことができます。
最近『The Book of New Family Traditions』を出版したMeg Cox氏は、どの家庭にもおすすめの3種類の「家族のしきたり」を紹介しています。Cox氏によれば、「家族のしきたり」とは「家族単位で意識的に繰り返すすべての行事のことを指し、注意力を高めたり、日常生活を離れた"ハレ"の刺激を与えるものも含まれます」とのこと。
The Art of Manlinessの説明では、これらのしきたりは家族の絆を強くし、安らぎと安心感を与えることができます。さらに、他にも多くの効用がある中でも最も大事なことは、子供たちに価値観を教えられるということ。こうしたメリットを最大限に引き出すために、Cox氏がすすめる次の3種類のしきたりを設けてみてはいかがでしょうか。
1. 毎日やること
家族の個性や価値観を強めるため、毎日行っているささやかな行事のことです。多くの場合そうしたしきたりは日常生活の中で自然発生的に行われているのですが(家族の夕食や、寝る前の習慣など)、私の経験では強く意識して行うことが必要で、そうすることによって家族にとってプラスになる習慣や慣わしとなっていくものなのです。逆に意識を持ってやらないとそうした「しきたり」は同じ部屋で家族全員でテレビを見るといっても、ひとり一人が自分のスマートフォンを見ているだけといったものになってしまいます。
2. 毎週やること
毎日行う家族のしきたりと同様、毎週定期的に行うものです。例えば、土曜日の朝に特別の朝食会を開いたり、毎週、夜にゲーム大会を開いたりするなどです。
3. 人生の節目にやること
家族の人生の重大な節目や門出を祝う行事です。こうした家族のしきたりは各学年最初の日の写真といった簡単なものから、新築祝いの行事のように重大な節目などさまざまです。
もちろん、他にも自分たちで作ることができますが(旅行や誕生日なども、習慣になっていくものです)、今回はどの家族でも良い効果を得られる基本的な要素を挙げました。
Creating a Positive Family Culture: The Importance of Establishing Family Traditions|Art of Manliness
Photo by Mark Levisay.