10月4日から開催される日本初の「小屋展示場」。この催しにライフハッカー[日本版]編集長の米田とデザインムジカ・安藤僚子さんのチームが参加するまでの過程をお送りする記事、第4弾です。

制作している「In & Out & Go(号)」。上記の記事でも追ってきたように、小屋となる十二面体の制作を進めながら、それと合体する「動く便器(トイレット・スワン号)」をどうするかも、TASKOさんと試行錯誤が続いていました。141001koya_koyaten_2.jpg

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そして、TASKOにあった三輪の自転車にLIXILさんから届いた本物の便器を置いてまたがってシミュレーション。その姿、まさに合体メカのごとし。車体のレッドカラーが効いているのか、意外に馴染む見た目のような。このシュミレーションを元に、実際の「動く便器(トイレット・スワン号)」も仕様が決まっていったようです。

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デザインムジカの安藤さんも制作現場に立ち会い、どのような姿勢になるのかを打ち合わせ。やはり、実際にやってみせるのに勝るコミュニケーションはありませんね。

史上初(?)の「動く便器」も完成が見えてきた

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十二面体の底にあたる部分を制作。これをベースに、三輪の自転車やLIXILさんの便器を増築していきます。

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便器を支え、前に進めるためのキャスターを制作し、取り付けます。

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キャスターを取り付けた底の部分に便座を乗せ、三輪の自転車と組み合わせると...。

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上のスケッチのように、車輪部分は十二面体の外に飛び出すという設計なりました。

この後もTASKO.incさんは「動く便器」の制作を進めてくださり、ちゃんと背もたれも作ってくれました。この「動く便器(トイレット・スワン号)」にライフハッカー編集長の米田がまたがり、新橋・虎ノ門を快走。十二面体の小屋と合体する予定です。

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祭り感を高めるべく、提灯と看板をつくる

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デザインムジカの安藤さん、制作時間が短い中でも「粋な」アイデアをさらに追加してくれました。会場に設置した小屋のまわりに、まさにお祭りのような提灯を飾り、コラボレーターや協力者の社名を入れた看板を並べる予定です。

これまで、クリエイターや企業のサポートを受け、さまざまな人の手によって作られてきた「In & Out & Go(号)」ということもありますし、小屋部分を神輿のように運ぶということも併せて、まさに「祭り」という風情にぴったりです。

小屋のお披露目まで、まさにラストスパート。ご期待ください。

(文/米田智彦、長谷川賢人 写真/デザインムジカ、TASKO.inc)