憎しみに対して親切心で応じるのはとても難しいことです。しかし、TEDスピーカーのZak Ebrahim氏が指摘しているように、憎しみは大量のエネルギーを消費します。テロリストの親に生まれた平和活動家、ザック・エブラヒム氏が、テロリズムではなく平和を選んだ経緯を下記のTEDトークにて説明しています。動画を見ると、偏見や人種差別に対処する具体的な方法が学べるでしょう。

彼は、自分とは違う他人との交流、また彼らを理解するというコミュニティとの関わりこそ、心を開くのに欠かせなかったと述べています。その関わりにより、テロリズムの考え方は間違っていたと理解できたそうです。彼の人生行路を最終的に変えたのは、彼が他人をどう扱おうとしたかではなく、他人が彼をどう扱おうとしたかでした。偏見に満ちた考え方に対して、憎しみで対処するのは簡単ですが、憎しみと戦うには「受け入れる心と親切心を持つことが力になる」と言います。

非常に示唆にあふれた動画です。こちらで日本語字幕付きのものが再生できますのでご覧になってみてください。

I Am the Son of a Terrorist. Here's How I Chose Peace.|TED

Tori Reid(原文/訳:Conyac