人事担当者やリクルーターは、履歴書を数秒しか見ないと言われますが、だからと言って手を抜いていいわけではありません。仕事にありつく大事なチャンスを掴むためには、履歴書は念入りに仕上げたほうが良いでしょう。今回は、Googleの人事主任に聞いた、履歴書に適切な情報を載せるためのシンプルな書き方をお教えしましょう。米紙ニューヨークタイムズのインタビューで、Google人事の全権を握っているLaslo Bock氏が、「良い履歴書の書き方とは?」という質問に、次のように答えました。

大事なのは、自分の強味を次の方程式に当てはめて説明することです。

「Yと比べて、Zをすることで、Xを達成しました」

ほとんどの人が、「ニューヨークタイムズ紙で論説を書いていました」といった履歴書の書き方をします。先の方程式に当てはめるとこうなります。

「ほとんどの記者は平均で6つしか書きませんが、この分野における深い考察の結果として50の論説を書きました」

このように書いたほうが良い。ほとんどの人は履歴書に適切な情報を入れていないのです。

自分の達成したことに関しては、水準をどれくらい上回っているのか、特定の強味や能力など、具体的な詳細を書くのが大事ということです。

How to Get a Job at Google, Part 2| The New York Times via Quartz

Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)

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