MakeUseOf:暗いところでMacを使っていると明るすぎるようなことはありませんか? 誰かに気付かれないように暗闇で作業をしているにせよ、画面を目に優しい設定にしておきたいだけにせよ、その明るさ問題を解決してくれるアプリを発見しました。
Macを使うと目が疲れる、という方は暗い部屋で明るい光を眺め続けているからかも知れません。周囲を明るくして調整するのも一手ですが、「Macの明るさを下げる」というのも一つのやり方です。
最初のステップは、「F1」キーを押して明るさを少し下げてみることですが、まだ不十分な場合は、暗いところでも快適にMacを使えるようにしてくれるアプリやトリックがあるので、そちらを試してみてください。
Tranquilityで色を反転
Macのモニターは基本的には電球のようなものです。暗いところで使用すると周りのみんなにどうしても気付かれてしまいます。みんなの注目の的にならずに作業がしたい場合、『Tranquility』(無料)を使えば、周囲にまき散らす光の量をグッと減らすことができます。
このアプリはメニューバーにアイテムを追加し、それをクリックすることでMacの画面の色を反転してくれます。カラーも調整できますが、黒と赤のコンビネーションが最も光の漏洩量が少ないのでオススメです。
グラフィック関連の仕事をしている人にはあまりオススメできませんが、他の作業であれば問題ないかと。例えば、暗い劇場でパソコンを使って照明のコントロールをしている場合など、この手のソフトは必須です。
また、この光を使って寝る前に読書をするのもいいでしょう。Macを「ナイトタイムモード」へ切り替える、とてもシンプルな方法でもあります。これで目の疲れも軽減できるかもしれません。
ソフトウェアなしで反転
色を反転させたいだけであれば、専用のソフトは不要です。「Control」+「Option」+「Comman」+「8」キーを同時に押してみてください。すぐに画面が切り替わるはずです。もしも機能しなかったのであれば、あなたはOS XのMountain Lion以降のバージョンを使っているはずです。Mountain Lion以降のバージョンではこの機能がデフォルトではオンになっていません。ですが、すぐにオンに切り替えることができるのでご心配なく。
「Finder」>「サービス」>「サービス環境設定」を開きます。
「カラーを反転」という項目までスクロールし、チェックを入れます。
必要な作業はそれだけです。これでキーボードショートカットだけで色を反転させられます。Tranquilityに搭載されている色の設定は使用できませんが、何もインストールしなくても良い、というのは魅力です。
F.luxで画面を自動的に暗め設定に
人によっては解決策は色の反転ではない、という方もいらっしゃるかと思います。色を使う仕事の場合は特にそうでしょう。そんな時には『F.lux』というフリーアプリがオススメです。このツールは遅い時間帯のパソコン使用が睡眠サイクルの邪魔をするのを防いでくれるので、こちらの方が実用的という場合もあるかと思います。
アプリは夜になると画面を自動的に暗くし、周りにある電球と同じくらいの明るさに設定してくれます。アプリはロケーションと時間帯を検出し、画面の暗さを調整してくれるので、アプリが何か作業をしていることにすらユーザーは気付かないかも知れません。
夜遅くにパソコン画面を見ると眠れなくなるような方はぜひ試してみてください。睡眠トラブルがない方でも、f.luxを使ってみると夜間の使用がより快適になると感じるかもしれません。
その他の手段
パソコンから来る目の疲労を緩和してくれるツールは他にもたくさんありますが、どんな状況で役に立つのか、というのはケースバイケースです。例えば、『Shades』はMacの明るさをより細かくコントロールできるようにしてくれます。テストしてみたところ、結構バグの多いツールなのですが、システム全体の明るさをコントロールできるスイッチを表示してくれるので、好きな人にはしっくり来るかと思います。
Invert Your Colors, And Other Tricks For Night-Friendly Mac Usage | MakeUseOf
Justin Pot(訳:まいるす・ゑびす)
Image Credits: tobiasbischoff Via Flickr