野生動物の写真を撮影したいからといって、必ずしも遠くまで出かける必要はありません。動物園やペットで練習をしたら、近くの公園やハイキングトレイルへカメラを持って出かけてみましょう。鳥、リス、とかげなどの小動物はたしかにパンダやシマウマほどのカリスマ性はありませんが、彼らが興味深い被写体となってくれる場合も多々あります。
たとえば、最近サンフランシスコで撮った鳩の写真(記事冒頭の写真です)や友人宅の庭で撮影したアメリカカケスなどは、なかなか良く撮れているのではないかと思っています。もちろん、ある程度の練習は必要不可欠です。カメラの機能性を熟知し、自然に設定調整を行えるようになっておくことで、ISOや絞り値ではなく構図やフォーカスに配慮することが可能になってきます。ですが、もしもあなたがより具体的なTipsを求めているのであれば、Mother Nature Networkに掲載された記事の内容は一読の価値ありです。
・樹木や低木、遊歩道がたくさんある公園に出かけましょう。池や湖があればより理想的です。これらのエリアには多くの隠れ場所があるため、身を潜めたり、狩りをしたり、ねぐらにしたりするのに適した環境なので、野生動物たちはこういう場所を好みます。
・早朝、または夕方の早い時間帯、夕暮れが始まる直前くらいの時間帯に出かけましょう。野生動物はこの時間帯により活動的になり、より良い光の状態が期待できます。それにこの時間帯には、人が少ない、というとても大きなメリットがあります。
・平日に出かけましょう。週末の公園の主役は人間です。なので人が少なく、多くの動物よりリラックスした状態でいる平日の間に出来るだけたくさんの写真を撮影しましょう。
・毎日同じ散歩道を歩いてみましょう。道を熟知することにより新たな動物の活動を見つけやすくなるだけでなく、季節が変わるにつれて同じ場所でも見えるものが変わってくることに気が付くはずです。自然界には発情期や巣作り、移住など季節ごとに異なるイベントがあります。それらのパターンを知ることで、特定の動物の特定のショットを撮影するための計画が立てやすくなります。
他にもコツはたくさんあり、野生動物に恐怖心を与えないことなどの覚えておくべきことも記事に掲載されています。野生動物は、見るのは良いですが、決して触ってはいけませんよ。
他にも撮影に役立つTipsを知っている方は、ぜひコメントで教えてください!
Jason G. Goldman (原文/訳:まいるす・ゑびす)