ホームシアターやステレオ、クルマの音響設備にサブウーファーがついているなら、低音域をほどよく調節するのがいかに難しいかをご存じでしょう。
これからあっという間に設定するコツをご紹介します。手順は下記動画(2:53くらいから)より。
もちろん、とにかく低音が大きいのが好きというように、個人的な好みの設定にしている人もいるでしょう。しかし、低音好きな私でさえ、必ずしも大きければいいというわけではないということは分かっています(最適な低音の音量とは、多くの人が思っているよりずっと小さいようです)。
先述の動画では設定方法がわかりやすく説明されており、あっという間に完了する方法を実演していますが、大事なポイントを以下に挙げます。
- まず最初に、クロスオーバーを設定します(サブウーファーが低音域の音を再生し始める周波数)。クロスオーバーは、スピーカーがロールオフし始めるポイントに設定することをおすすめします。例えば、私のスピーカーは80Hz以下には設定できないので、私のサブウーファーのクロスオーバーは80あたりで設定しています(こうした情報は、スピーカーの仕様書等に書かれています)。それから、スピーカーの音が「完成」するまでゆっくりと音量を上げます。サラウンドサウンド付きのホームシアターをお持ちの場合には、この設定はもっと複雑になりますが、こちらの米 Lifehacker 記事(英文)で手順が見つかります。
- 次に、ゲインを調整します。ゲインは重要かつ、一番簡単な部分なのにもかかわらず、失敗を繰り返してしまいがちな部分でもあります。曲を再生し、サブウーファーからの音が聞こえなくなるまでサブウーファーの音量を下げます。その後、聞こえる音に低音が入り始めるか始めないかというところまでゲインを上げます。たったそれだけです。
- 最後に、フェイズスイッチがあるなら0度から180度の間で操作し、聞こえ方に変わりがないかを確認します。あなたの部屋や機器によって、聞こえ方に違いがでます。ここでフェイズとは何かについてもっと調べることができますが(英文記事)、実際には、いい音がする方を選ぶという、かなり簡単なものです。
See the New Dayton Audio Subwoofers in Action|YouTube
Whitson Gordon(原文)
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