Windows版の音楽プレーヤーは数え切れないほどあります。どんなユーザーの要望にも応える最良のプレーヤーを決定するのは不可能に近いと言えるでしょう。
しかし、軽量にして強力、様々なカスタマイズが可能なMusicBeeがWindows上のベストプレーヤーとして私たちの心を鷲掴みにしています。私たちの以前のお気に入りであるWinampは閉鎖されていますが、何も繰り上げでMusicBeeをベストとしているわけではありません。「死んでいる」アプリケーションであっても、最良のアプリならば使用する価値があります。
私たちは多くのテストを行い、熟慮を重ねて決定しました。Winampはもはや最良の音楽プレーヤーではありません。この記事の下部には、MusicBeeの競合アプリとしてWinampを掲載しています。
MusicBeeがこのアプリ・ディレクトリーの中で「最良の音楽プレーヤー」に君臨している間であっても、皆さんがそれぞれの理由でお好きな音楽プレーヤーに対しとても忠実であることも私たちは考慮しています。Windows用には素晴らしい音楽プレーヤーが本当にたくさんあります。これは様々な個人の嗜好、またはニーズに沿うよう作られたアプリ・カテゴリーです。
私たちの好きな他のWindows用プレーヤーについての情報は、最下部の競合アプリセクションをチェックしてください。
MusicBee
【特徴】
・MP3、AAC、M4A、MPC、OGG、FLAC、APE、 Opus、TAK、WV、WMAおよびWAVを含む多くのフォーマットをサポートし、お手持ちのメディアを全て管理
・カスタム・フィルタに基づいてアップデートされる「Smart」プレイリスト作成、管理
・on-the-goプレイリスト生成用の「Now Playing」ウィンドウへ曲をキュー入れ
・ハードドライブ上のフォルダーをチェックして、ライブラリに従って調節
・iTunesとWindows Media Playerからのインポートが可能なライブラリ
・Androidフォン、USBドライブ、iPodのいくつかのモデル、および他の多くのポータブル音楽デバイスとライブラリを同期可能
・お使いのデバイスに同期できるようにファイルをスムーズに変換
・選曲のデータベースにより、自動でタグ付け
・タグに基づきフォルダー中のファイルを自動的に整理
・多くのキーボード・ショートカットをカスタマイズ
・MusicBeeのポッドキャスト・ディレクトリーの探索、もしくは直接加えることでポットキャストの視聴、予約、ダウンロードが可能
・10バンドイコライザー、クロスフェーダー、WASAPIおよびASIO再生のような高度なツール
・スキン変更や異なったレイアウト、ビュー画面によりプレーヤーをお好みにカスタマイズ、また
ミニプレーヤーおよびコンパクトプレーヤーを含む3つの異なるプレーヤー内蔵
・多くのフォーマット、スキン、ライブラリ構成ツールおよび他の特徴をサポートし、多くの機能性をプレーヤーに加えさせるプラグインアーキテクチャー
・プレーヤー内の全て(プラグインやスキンなど)をブラウズ可能にする統合ブラウザ
【長所】
MusicBeeは高い操作性、カスタマイズのバリエーションの豊富さ、パワフルな上に軽量という特徴を矛盾なく兼ね備えています。iTunesとの互換においてはインターフェース上も違和感なく、さらに歌詞やNow Playing画面、アーティスト情報、その他多くのウインドウを、容易に加えたり移動したりできます。
iOSの同期は非常に制限されているものの、多くのデバイスとの同期が可能でファイルに自動でタグ付けでき、非常に多くのキーボード・ショートカットをカスタマイズし、拡張機能も盛りだくさん。お望みなら、シンプルで見やすいプレーヤーでの音楽再生も可能です。何よりMusicbeeは完全無料のソフトです。
MusicBeeは1人の活動的な開発者の、空き時間を利用しての活動で運営されています。
しかしアップデートはマメですし、開発者が非常に大きなウィキおよび有用なフォーラムを持っています。
【短所】
何でもできる万能型プレーヤーに対しては、1つ1つの機能で突出している他のプレーヤーが常にいるものです。Musicbeeの場合もそう言えます。
もちろんMusicbeeは様々なカスタマイズが可能ですが、foobar2000ほどカスタマイズ機能が充実しているわけではありません。いくつかの有用なタグ機能と同期特徴を持っていますが、MediaMonkeyの力には及びません。
たくさんのiOSデバイスとの同期が必要な場合MusicBeeには問題があり(正確にはMusicbee以上にAppleの欠陥です)、単なる同期のためだけにiTunesやMediaMonkey(より多くのiOSデバイスが同期可能です)、あるいはCopy TransManagerのような、他のプログラムに向き合わなくてはならないでしょう。
MusicBeeには他にもちょっとした欠点があります。例えば、ライセンスの問題でMP3とAACのエンコーダを別々にインストールする必要があります。しかし変換機能に慣れている人であれば、これら別のプログラムをインストールするのに特に問題はないでしょう。
【競合ソフト】
冒頭で触れた通り、音楽プレーヤーの選択は全くもって個人の問題です。また私たちが「最上」と考えるものは実際に全ての人にとって最上とは言えません。それを作るのは不可能です。
アプリ・ディレクトリにおける我々のゴールは、大多数の人々、特に利用可能なアプリに慣れていない人々にとって最良のアプリケーションを提供することです。もしMusicBeeを既にお試しで、気に入らなかったのであれば、ここに挙げるアプリを試してみてください。
MediaMonkey:私たちは、MusicBeeがベストだと決定する前に、長い間MediaMonkeyとMusicBeeについて討議しました。
MediaMonkeyはiOSの同期およびDLNA共有といった利点を持っていますが、MusicBeeほどスマートな見た目ではなく軽量でもありません。そして最も重要なことは、スマートな再生リスト、スムーズなファイル変換、充実の検索機能、自動のライブラリー機能などを含むMediaMonkeyの特徴のうちいくつかに対しては、25ドルのバージョン・ライセンスあるいは50ドルの永久ライセンスが要求されるということです。
これらの特徴はMusicBeeでは全て無料で利用可能であるため、制限のあるMediaMonkeyをベストプレーヤーとして推奨するのは難しかったと言えます。ですがニーズによっては理想的かもしれません。
Winamp:Winampは既に閉鎖しているかもしれませんが、まだかなり堅実なプレーヤーです。
MusicBeeとMediaMonkeyができないことはあまりしません(Shoutcastのサポートは1つの例外です)が、あなたが90年代から続くラマのモチーフやスキンの拡張が恋しいのであれば、試す価値があるかもしれません。
foobar2000:foobar2000は非常に軽量で、突飛にカスタマイズ可能です。多くの機能はありませんが、
ボックス外でも音楽の再生とタグ付けが行えます。さらにその特徴を途轍もないレベルへとカスタマイズする多くのプラグインがあります。
特に初めてカスタマイズを行う場合、WinampやMediaMonkeyに比して少し難しいですが、
プレーヤーの細かい箇所を加工して楽しみたい上級ユーザには向いているプレーヤーです。
iTunes:私たちはWindows版iTunesの熱烈なファンではありませんが、あなたがiPhoneユーザならば、音楽、アプリケーション、プレイリストおよび他の情報を同期する最も簡単な手段であることは確かです。
しかし我々の見解では、それがiTunesを使用するただ1つの理由です。MediaMonkeyで様々なiデバイスへの同期がうまくいく以上、そちらを使うでしょう。
以上最も大きなプレーヤーのうちいくつかをご紹介しましたが、この他にもWindows Media Player、ZunePlayerやAIMP3、Clementine、およびVLCのように、まだまだ他のプレーヤーもたくさんあります。
Windows上の音楽プレーヤーを探す場合、最良の手段は少数を試みることです。無数にあるプレーヤーを選別したくなけければ、Musicbeeをお試しください。きっと満足しますよ。
WHITSON GORDON (原文/訳:鈴木達郎)