会社の規模が大きくても小さくても、経営をするというのは大変な仕事です。自分の仕事の成果に責任を負うだけでなく、自分の社員の仕事の成果や会社の業績にも責任を持たなければなりません。
どんなに経験豊富な経営者でも、会社役員でも、その両肩には重い責任がのしかかります。細かいことまで気が回らなかったり、逆に大局を見るのを忘れてしまうこともあります。
神経がすり減ってしまう前に、経営者のための17のアファメーション(自分との誓約)をご紹介しましょう。どれも簡単なことのように思えるかもしれませんし、実際に簡単なことでもありますが、とても強力なアファメーションです。声に出して読み上げることから始めてみてください!
1日のはじまりに目につくように、スケジュール帳に書き留めたり、ポストイットに書いて机や机周りの壁に貼ったりするといいでしょう。仕事中も折りにふれ思い出して、考えてみるといいと思います。
- 管理職というのは、人のための仕事。まずは人ありきで考えよう。
- 人に対してではなく、人と一緒にすることを管理する。
- 社員の仕事に対する情熱は、あなたの仕事に対する情熱と比例する。情熱のある経営者になろう!
- 最高の成果は明確な目標を決めることから始まる。
- 当然だと思うなら、まず自分から始めること。
- 人と協力し合った時に、人は力を得る。
- 有言実行。人は、聞いたことよりも、見たことを信じるもの。
- 最高の仕事をするのは当然。
- シンプルな方法がベストな方法であることが多い。
- 顧客に提供できる価値とは何か? どのようにすれば顧客にとって価値あるものが分かるのか? を常に問う。
- 人に与えた分だけ得ることができる。
- 直面する困難が多いほど目標に近付いている。あきらめない!
- 細かいことに目くじらを立てない。(それこそ細かいことだ)
- 評価ができないものは、管理できない。
- 忘れるな、これは私事ではない、仕事だ。
- 仕事を楽しくしよう。自分にとっても、社員にとっても、顧客にとっても、どんな人にとっても、良いことだ。
- 現状が気に入らないなら、少し我慢しよう。明日にはすべてが変わる。
このリストに自分独自のアファメーションを追加してもいいと思います。どんなにプレッシャーがかかっていても、どんなに大変な日があろうとも、このアファメーションを見て復唱する時間を取るのを忘れないようにします。
家族や友だちと過ごす時間も大切に。年に数週間は、現実を忘れ、街を離れて、携帯もメールもインターネットもつながらない所へ、旅行に出かけましょう。お昼ご飯は会社の外で食べるようにし、近所公園の中を歩いて、頭の中をリセットします。あなたに活力が戻れば、周りの人も元気になります。
Peter Economy(原文/訳:的野裕子)
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