忙しい生活をしていると運動がおろそかになり、運動ばかりしていると仕事がおそろかになる。現代人の生活はあちこちで矛盾だらけ。運動しなきゃと思いつつも、実際のところ疲れている体に負荷をかけるのが好きな人は、さほどいないのではないと思います。
アクティブで居続けることがどうにも難しいと感じる方は、トイレに行くタイミングでほんのちょっと運動する習慣をつけてみては?「トイレと運動をセットにする」。なんとも奇妙な発想に思えるかもしれません。しかし、毎日欠かさずトイレへ行く習慣にタスクを結びつけ、それによって良い習慣を作っていくのは、実は理にかなった行為です。
Justin Kloskyさんは記事冒頭の動画で、ちょっと気をゆるすと家から一度も出ないという自宅勤務の落とし穴から自分を救うために、「トイレへ行くたびにちょっとだけ運動をする」という習慣を紹介しています。彼はバスルームに入ったところにバーを取り付け、トイレへ行く度に懸垂をしているのだそうです。
この発想をオフィスに取り入れ、トイレに行くたびにジムの道具なしでできる腕立て伏せや腹筋、スクワットをやってみてはどうでしょうか? もちろん、ちゃんとしたトレーニングの方が効果はありますが、「1日中座って過ごす危険性とリスクを防ぐためのたった2つのこと」でも紹介したように、毎日の習慣に紐付けて少しでも運動できるのであれば、それに越したことはないでしょう。
ジムへ行く時間がなかなか取れない方でも、仕事中に、しかもトイレ休憩にサクッと体を鍛える。デスクワークが多い方には、思っている以上に効果的なのだそうです。
How To Work from Home (Even a Small Home) without Going Insane | Apartment Therapy Tech
Adam Dachis(原文/訳:まいるす・ゑびす)