Languishing Laborer(思いつめた労働者)より
Languishing Laborer(思いつめた労働者)さんへ
確かに、ときには時間の優先順位や締切の見直しをする必要があるでしょうね。そうでもしなければ、約束を破らなければならないことだってあるかもしれません。
そうなる前に、ちょっとしたヒントをお教えしますよ。
予定を見直しましょう
予定の見直しに必要なのは、それぞれに対処するために「何をどう移動させるか」を考えることです。
今回のケースでいえば、フルタイムの仕事、時間のかかるフリーランスの仕事、週末に引っ越しを手伝ってほしい友達の3つです。これら全てが一気に押し寄せると、最終的に疲れ果ててしまうというわけです。フルタイムの仕事には1週間のうちのほとんどの時間を注ぎ込み、フリーランスの仕事は家でくつろぐことの妨げとなり、友達を手助けすることに週末の時間を費やす...。こうしてたくさんのことに追われていると、自分の時間が少なくなり、押しつぶされそうになってしまいます。
スケジュールの見直しには現在の欠点として「休憩」が欠けていることを見落とさないでください。パンパンのスケジュールに休みをうまく取り入れる方法はいくつかあります。
クライエントへ連絡し、プロジェクトを終わらせるにはさらに時間が必要であると伝え、新たな締切日を設定しましょう。 もしいくつか提出物がある場合は、クライエントへそれぞれの優先順位をたずね、個別に新しい締切日を振り分けます。
本来の締切日を過ぎることであなたの信頼に傷が付くかもしれませんが、単に締切を過ぎる、または プロジェクトから完全に手を引くよりはマシです。十分な時間を要求し、それを守ればクライエントもあなたの時間管理に対する小さな間違いをきっと許してくれるでしょう。
・頼まれ事を半分に減らす/時には友達より仕事を優先しなければならないこともあるでしょう。友達との約束を守りたいのであれば、条件を交渉してみましょう。たとえば「友達の引っ越しを手伝う」=「引っ越しの間中ずっと友達と一緒にいる」ではないはずです。始める時間を遅くする、もしくは少し早く初めて早めに帰ることもできるでしょう。もし別の友達が引っ越しを手伝えれば、あなたがいなくてもそこまで迷惑をかけないでしょうし、あなた自身も気分が楽でしょう。友達と話し合って、あなたは疲れ果てていて、一人の時間が必要なのだと説明しましょう。そして、もっと負担の軽いことなら喜んで手助けしたいという意志を伝え、あなたの助けが一番必要なのはいつか聞き、その時間に手伝いに行きましょう。
これらの選択肢はどれかひとつしか使えないというわけではありません。自由な時間がもっと必要であれば、いくつかを組み合わせましょう。仕事が休みであれば締切日を少し先延ばしにし、友達の手伝いの負担を減らせば、約束を破ることなくストレスを減らせます。
潔く諦めましょう
優先順位を再検討するだけでは問題解決にはなりません。きちんと計画し、いま背負っている重荷を少し軽くしましょう。これは友達でもクライアントでもどちらにおいても当てはまることです。
フルタイムの仕事を減らすのはそう簡単にはできません。自ずと選択肢は限られて、友達にノーと言うか、クライアントにノーと言うか、または両方という三択になるでしょう。
友達の場合は話し合って、手伝うことができなくなったので、ほかを探すと伝えましょう。もし誰も見つからなければ荷解きや、壁塗りなど別の機会に何かできることがないか聞きましょう。 正直に、疲れ果てていることを友達に伝えましょう。 ほとんどの友達は理解してくれるでしょうし、もしあなたが代理を探そうとしているのなら、なおさらでしょう。友達へは、あなたが友達のニーズを理解していることを示しつつ、 どうしても優先しなければいけないことなのだと伝えます。友達を実際に手助けできないとしても、助けたい意志があることを示すだけで効果があります。
クライアントに対してもある程度、同じ方法が使えます。約束を破る時、あなたの代わりにその仕事ができる人を探す手伝いをしなければなりません。約束を守らないことはあなたの評判に大きなダメージを与えてしまうので、まずはじめに同僚などと話し、誰か助けてくれる人がいないかを確認しておきましょう。代わりが見つかれば、クライアントへあなたの状況の説明と、どう問題を解決するか伝えましょう。
もしそのクライアントがあなたの代わりを見つけられそうにないと思っていたのなら、とりあえず誰かがあなたの仕事を終わらせるという事実に対して安心するでしょう。できることなら約束は破りたくないですが、もし必然的に破らざるを得ない場合、まずは計画を立て、問題を少しでも小さくする努力をしましょう。
失敗から学びましょう
誰しも人生において何かから手を引かなければならない時があるでしょう。いつも完璧に時間の管理をすることはできません。同じ過ちを犯さないように、以前、失敗した時のことを思い出しましょう。
完璧な人など存在しません。自分の何が間違っていたのかを振り返りましょう。挽回できないほどの過ちを犯すことはあまりないので、約束を守れなくても心配しすぎることはありません。もし悪い結果に終わったのであれば、失敗を分析して次回への改善策として利用しましょう。計画を立てて、友達やクライエントの得策とるよう意識し、この問題に立ち向かえばきっとうまくいくでしょう。がんばってください!
Adam Dachis(原文/訳:Rhyeh)
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