99u:課題をこなすために、がむしゃらに仕事をしているその瞬間、大概の人は自分が生産的なことをしていると感じるものです。
しかし、一日の終わりにその日を振り返ってみたとき、一体何のプロジェクトが前進したのかはっきりと分からないこともあります。一体なぜでしょうか。
それは、「動作」(motion)と「行動」(action)の違いを理解していないからかもしれません。ブログメディア『Medium』でJames Clear氏は、その違いについて次のように説明しています。
「動作」とは何かに対して夢中で取り組んでいるものの、それ自体から結果が生まれない行為。一方、「行動」は結果を生み出す行為を指します。
例えば、こんな例が挙げられます。
- 書きたい記事のアイデアを20個挙げてみるのは「動作」、実際に記事を執筆して公開するのが「行動」
- ビジネスの見込み客10人にメールを送りやりとりを始めるのは「動作」、彼らが実際に何かを購買し顧客と化したらそれは「行動」
- より良いダイエット方法を検索しそれについて何冊か本を読むのは「動作」、実際に健康的な食事をとるのが「行動」
- スポーツジムに行き個人トレーナーを頼むのは「動作」、実際にバーベルの下に立ちスクワットを始めるのが「行動」
- 試験勉強をしたり、ある研究プロジェクトの準備をするのは「動作」、実際に試験を受けたり研究論文を書くのが「行動」
決して「動作」が悪いというわけではありません。その工程で戦略を練ったり、学んだりできるでしょう。しかし、「動作」だけでは、到達したい結果を得ることはできないのです。
Learn the Difference Between Motion and Action | 99u
Sean Blanda(訳:佐藤ゆき)
Photo by Thinkstock/Getty Images.