先だってベータ版が公開されたブログサービス「Postach.io」(ポスタチオ、と呼称すればいいのでしょうか。ロゴはどう見てもピスタチオ、ですが)。Evernoteのノートブックをそのままブログにしてしまうという気軽さが売りのサービスですが、米メディア「Make Use Of」が使い方を解説してくれているので、以下紹介します。

MakeUseOf:WordPressやTumblrなど無料で使用できるブログサービスは世の中にすでに数多く存在します。中にはDropboxを使うなど、面白いものも。

Postach.io」は同様にオリジナリティあふれるサービス。なんと、あのEvernoteを使うのです。

Evernoteアカウントがあれば1分でできる

まずは、自分のEvernoteアカウントと同サービスを連携させます。サブドメインを選択し、サイト名と作者名を入力。カスタムドメインなどのオプションも使用可能です。

Google AnalyticsやDisqusアカウントとの連携もできるのでトラフィックを管理したり、読者がコメントを残せるようにしたりもできます。

ブログを作成

Postach.ioは、Evernote上のひとつの「ノートブック」をそのままブログにしてしまうサービスです。上記の初期設定の際に、新たにPostach.io用のノートブックを作成するか、既存のノートブックを利用するかを選択できます(指定したノートブック内にサービスの使用方法が書かれたノートが新たに追加されます。そのノートがブログの「最初の記事」として表示されるのです)。

記事を作成していく前に編集ボタンをクリックしていくつかの設定をしましょう。ブログが更新された際にFacebookやTwitterに自動投稿するか否か、各ページに表示させる記事本数、記事やページが公開された際にどのタグを使用するか、などです。同時にTwitter、Facebook、Google+、LinkedInプロフィールをブログに追加してしまいましょう。

Evernoteをそのままブログツールにする

埋め込み

Evernoteを起ち上げ、上記のノートブック内にノートを新規作成すれば、そのノートがそのまま、ブログの投稿となります。ノートのタイトルが記事のタイトルに、ノートの文章が投稿内容となるのです。

ブログ記事としてノートを公開するには「published」とタグを付けます。タグ付けが終わり、同期が完了すると投稿内容はブログで公開されます。ちなみにYouTubeやVimeoの動画、ツイートやInstagram画像の埋め込みもできるようです。

もし、ブログ記事に変更を加えたいのであれば、既存のノートを編集しましょう。それだけでブログに反映されます。ブログ記事を削除したい場合、やり方は2通りあります。ノートを単純に削除するか、「published」のタグを外すかです。

表示

ブログのホームページには最新記事のリスト、プロフィール画像、ブログのRSSフィードへのリンクなどが表示されます。

カスタマイズもできる

デフォルトテーマがあまり気に入らない場合、他にも11種類のテーマが用意されているのがうれしいところ。

テーマ

Postach.ioはまだベータ版で、不安定な部分もあります。ですがそれを踏まえても、シンプルで簡単に使えるブログ用プラットフォームとしてなかなか魅力的だといえますよ。

WordPressやTumblrなどのブログ用プラットフォームをガンガン使い倒している人には物足りないかも知れませんが、記事を書いて公開するのが最重要事項という方にはPostach.ioというチョイスも十分にあり。しかも、スマートフォンにEvernoteを入れてさえいれば、新規作成〜編集までできてしまうわけですから、とてもスマートなブログツールになると思います。

Postach.io

Turn Evernote Into A Blogging Platform With Postach.io | MakeUseOf

Nancy Messieh (訳:まいるす・ゑびす)