私にとってiPhoneは、それがないと生活が考えられないくらい、当たり前の存在となっています。となると、取り扱いに注意が必要な情報もiPhoneに蓄積されていきます。たとえば、連絡先には友人や知り合い以外にも、仕事で関係する方の電話番号やメールアドレスが登録されているので、それ相応の配慮が必要です。

iPhoneにインストールしているアプリは、こうした情報にアクセスすることがあります。よく知られたアプリでいえば『LINE』があげられます。大抵のアプリは、初回起動時に、アクセスの許可を求めるダイアログが表示されるので、丁寧に対応していればトラブルになることはありません。

しかし、はじめて使うアプリや英語版しかないアプリは、勝手が分からずに許可していることがあるかもしれません。この機会に設定を確認して、必要であれば見直しを行ってはいかがでしょうか

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連絡先にアクセスしているアプリは、[設定]の[プライバシー]にある[連絡先]で確認できます。

この画面には、インストールしているアプリの中で連絡先にアクセスするアプリが表示されます。表示が「オン」ならば、そのアプリは連絡先にアクセスできるというワケです。

たとえば、私の場合は、「Facebook」と「Gmail」がリストアップされています。私は、両方とも連絡先にアクセスができないように「オフ」に設定しています。両方ともオフにしているのは、オフにしても不便に感じないのと、予想外のトラブルを避けるためです。誤解のないように書いておくと、アプリが連絡先にアクセスしているからと言っても悪用しているワケではありません。

オンのアプリがある場合は、一度オフにして、1週間程度使ってみてください。不便に感じないのであれば、オフのまま使っても問題はないはずです。不便に感じるならば、代替方法がないか考えてみることもできるでしょうし、再度オンにしても良いでしょう。

連絡先だけではなく、同じ[プライバシー]にある[位置情報サービス]にも同じことが言えます。位置情報サービスをオンにしていると、居場所が情報として残り、不都合なことがあります。例えば、SNSに位置情報付きで投稿していると、悪意ある人が自分の行動範囲を知ることもできます(気にしすぎかもしれませんが...)。これも連絡先と同じで、一度オフにして不都合がなければ、そのまま使い続けることで、本当に必要かを見極められます。

私の場合、連絡先へのアクセスはすべてオフ、位置情報サービスは、FacebookやTwitterなどのSNS系アプリはオフにしています。手っ取り早く始めるには、一度、すべてオフに設定して、不便に感じたアプリからオンしていくという方法が考えられます。自分にあった設定を見出すのです。

オフでも不便に感じないアプリもあるはずなので、一度、見直しの機会を作ってみてはいかがでしょうか。

(傍島康雄)