Windows:地域によって視聴制限がかかる動画サイトや、表示言語などが自動で切り替わってしまうサイトなどにアクセスしたい場合、またはプライバシーの保護を徹底したいという方であれば『SafeIP』がオススメです。

表示されるIPアドレスの選択が可能なだけでなく、プライバシー保護のためにも、複数のIPアドレスを定期的にローテーションさせることもできます。SafeIPはアメリカ、イギリス、香港、オランダ、カナダ、オーストリア、ポーランド、ドイツ、フランスなど世界10カ所にIPアドレスを保持し、特定の場所のサーバを経由させることにより、日本にいながらIPアドレス上はオランダにいることに設定することも可能になります。

SafeIPは元々使用している接続を切ることなくIPを変更することが可能です。またパソコンを立ち上げる時に同時に起動させたり、設定したスケジュールに基づいてIPアドレスを自動で変更させることも可能です(デフォルトでは10分ごとに変更)。

デフォルトではSafeIPはプロキシとして機能。VPNのようにトラフィックを暗号化するオプションも設定可能ですが、デフォルトではこの機能はオフになっています。ちなみにSafeIPはプライベートブラウジングおよびロケーションによる制限の回避を目的としたツールでセキュリティー向上に効果があるものではありませんのでご注意ください。

マルウェアプロテクションや広告ブロックなどを強化させる機能もありますが、これらの機能はHOSTSファイル経由で全てのアイテムをブロックしようとするだけのもの。もっと良い選択肢があるでしょうから、これをオンにしておくことは正直あまりおすすめできません。

アプリは無料で使えますが、有償のプロ版もあり、『Disconnect』などのアプリにもあるWi-Fiプロテクションなどの機能が使えるようになりますが、正直、わざわざお金を出してまで必要な機能ではない気がします。

ちょっと使ってみたい、と思った方は無料版を下記のリンクから入手してみてください。

SafeIP | via Addictive Tips

Alan Henry (原文/訳:まいるす・ゑびす)