Arduino、Raspberry Pi、BeagleBoneは、あらゆるDIYプロジェクトに使え、しかも低コストで購入できるコントローラーたちです。しかし、自分が求めている機能性に対してどれが最適なのかを見極めるのはなかなか難解でもあります。

DIYサイト「Make」で、3つのそれぞれの特徴、そして適したプロジェクトのタイプが解説されていたので、今回はそちらをピックアップします。Arduino、Raspberry Pi、BeagleBoneは、それぞれに素晴らしい機能がありますが、プロジェクトの内容によっては、求められる機能も変わってきます。3つの中から自分がやりたいことを実現させるのに最適なものを選ぼうとすると、これがなかなか判りづらい。

例えば、Arduinoは省スペースでバッテリー駆動のプロジェクトに最適、初心者でも比較的簡単に取り扱えます。ですが、インターネットに接続したい場合ならBeagleBoneやRaspberry Piが適しているといえます。それぞれの特徴をまとめると、下記のようになります。

Arduino:ほぼどのようなものにも対応できる拡張性の高いプラットフォームです。この手のDIYプロジェクトを初めて行う場合には、まずArduinoから学習することをオススメします。小規模のプロジェクトにはもってこいの頼りになる存在です。

Raspberry Pi:ディスプレイやネットワーク接続が必要となるプロジェクトに最適で、コストパフォーマンス抜群のキャパシティを有しています。

BeagleBone:Arduinoのプラットフォームの互換性やスピーディーなプロセッサーに、Raspberry PiのフルLinux環境を兼ね揃えたArduinoとRaspberry Piのコンビネーションです。例えば、ハイドロポニック(水耕栽培)のモニタリングを行う場合、入力/出力機能があり、ネットワークへの接続も可能なBeagleBoneがおそらく最適です。BeagleBoneを使えば、ウェブサーバを起動させ、測定値などのデータを集めることができます。

ライフハッカーでも、ArduinoとRaspberry Piに関しては、以下のようにDIYプロジェクトを紹介してきましたので、併せて参考まで。

Makeの元記事にはそれぞれが最も機能性を発揮する場面の詳細が書かれているので、より詳しい情報が知りたい方は下記のリンクからどうぞ。

Arduino Uno vs BeagleBone vs Raspberry Pi | Make

Thorin Klosowski(原文/訳:まいるす・ゑびす)