節約のために割引クーポンをとっておいたり、お買い得品情報を集めたりすることがあるでしょう。しかし、その労力は本当に見合っているのでしょうか。経済系ブログ「The Simple Dollar」では、割引券やクーポンは、結果お金の節約になっていないときがあるといっています。

例えば、すぐにダメになってしまうような生鮮食品をまとめて安く買ったとしましょう。悪くなる前に全てを食べきれなければ、結局はお金の無駄になります。

また、お金だけでなく時間を無駄にすることもあります。

割引券やクーポンを集めるのには「時間」がかかります。その時間の価値は得する金額と比べて割高になる傾向にあります。1時間かけて割引券を集めて、全部で5~6米ドル得をする程度であれば、お金を効果的に節約する方法は他にもたくさんあるのです。

私は、自分が動いた時間に対してどれくらいのメリットがあるか、かなり慎重に計算をします。つまらないことに時間を使って、それに対して得られるメリットが少ないのなら、同じ時間でそれよりも効率よく稼げる仕事があるからです。

しかし、割引券やポイントカードをお金の節約だけでなく、集めるのを楽しんでいる人もいます。その行為自体が趣味でもある場合、上記の考えは別とみたほうがよいかもしれません。

When Does Couponing Cross the Line Into Diminishing Returns? | The Simple Dollar

Eric Ravenscraft(原文/訳:的野裕子)

Photo by Chris Potter.