ライフハッカー編集部さま

ヘッドホンにはいつも悩まされています。どんな機種を買っても、普通に使っているだけなのに、たった数カ月で壊れてしまうのです。気がつくとコードは断線し、イヤピースにはヒビが入り、片方が急に聞こえなくなったりします。たぶん呪いにかかっているんだと思います。また壊してしまうかと思うと、怖くて高い機種を買う気にもなれません! どうしたらこの呪いを断ち切れますか?

ヘッドホン壊し屋(Headphone Wrecker)より

ヘッドホン壊し屋さんへ

私も以前はあなたと同じで、一番安いタイプのヘッドホンやイヤホンしか買いませんでした。とはいえ、お気に入りの音楽をいい音で聴きたいなら、ヘッドホンにもう少しお金を出したくなるのではないでしょうか。また値段がいくらのものであっても、せっかく買ったからにはできるだけ長く使いたいですよね。ヘッドホンを壊さずに、いつまでも快適に使う方法を紹介しましょう。

1.正しいコードの巻き方を覚えよう

私も以前はイヤホンをしょっちゅう壊していました。使い始めて数カ月も経つと、片方が聞こえなくなったり、雑音が入り始めて音がとぎれとぎれになったりするのです。理由はすぐにわかりました。コードそのもの、あるいはドライバーユニット(ヘッドホン本体の音を鳴らす部分)とコードがつながっているところの接続が悪くなっていたのです。こうなると、外見は何ともなくても音が聞こえにくくなります。そこで、コードを常にちゃんとした方法で巻いておくようにすると、あっという間にこうした故障がなくなりました。

断線しないようにヘッドホンのコードを巻く方法はこの記事(英文)や上の動画を参考にしてみて下さい。きつくすると断線のリスクも高くなりますから、できるだけ負荷をかけず、ゆるく巻くよう心がけましょう。正しい巻き方を覚えれば、ヘッドホンがたちまち長持ちするようになるはずです。

2.シリコンラバーや熱収縮チューブでコードを補強

シリコンラバーやや熱収縮チューブでコードを補強

使っているうちにコードがボロボロになって困る、という人はいませんか? それなら、シリコンラバーの「Sugru」や、熱で縮むタイプのチューブで、ケーブルを補強するといいでしょう。ヘッドホンで一番弱い部分の周りに巻いて、補強するのです。

耳をすっぽり覆うオーバーイヤー型のヘッドホンを愛用していて、筐体にヒビが入った場合でも、Sugruで埋めればあっという間に直りますよ。

3.着脱式コードのついたヘッドホンを買う

着脱式コードのついたヘッドホンを買う

もともとコードが外せるようになっているヘッドホンを買ってみましょう。これなら、コードをヘッドホンと別にしまっておけるので安心です。探せばこのタイプの製品はけっこう見つかります。

4.ケースにしまうクセをつける

ヘッドホンをそのままカバンの底に突っ込んだり、コードをぐるぐる巻きにしてポケットに押し込んだりしている人は、ふだんの扱い方を変えてみましょう。イヤホンタイプでも、フルサイズのヘッドホンでも、専用のケースを買ってそこにしまうようにするのです。いいケースは、破損だけでなく、紛失を防ぐのにだって効果があります。

もっと簡単な方法がよければ、バインダークリップ1つでもOKです。クリップはヘッドホンをシャツやバッグ、ポケットに留めるためにも使えますが、コードを絡まらないようにまとめておくのにも便利なのです。

5.すぐに壊れる安物を買わない

すぐに壊れる安物を買わない

安いヘッドホンが全てダメというわけではありません。しかし、「値段相応」の耐久性があるというのは事実ではないでしょうか。使い捨て同然の安物を買ったら、長持ちするように作られた高いタイプと同じような頑丈さは期待できません。

ずっと使えるヘッドホンを手に入れるのに、大金を払う必要はありません。でも、ヘッドホンを選ぶときには耐久性も大事な要素だというのは忘れないでくださいね。

楽しいヘッドホン・ライフを!

ライフハッカーより

Alan Henry(原文/訳:長谷睦/ガリレオ)