仕事で昇進を打診されたら、淡々と受け取るのが難しいくらい思わず浮かれてしまうものです。しかし、その昇進が必ずしも自分に見合ったものとは限りません。クリエイティブ系ブログ「99U」に昇進の申し出を受ける前には2度考えた方がいいとあります。的を射た風刺で有名なPeter Principleさんは「分不相応なポジションだと、仕事がうまくこなせないことがある」と言っています。たとえ給料が上がったとしても、自分にとっては価値のないことだというのです。
今までの自分のスキルがそのまま使えて、なおかつ新しく身に付けなければならないものが少ないポジションであれば、それはあなたに見合った昇進だといっていいでしょう。ですが、新しいポジションで自分の一番の強みがいかせないのであれば、考え直した方がいいかもしれません。
いずれにしても、そのポジションを全うするのに必要な新しいスキルをすぐに習得できるかどうかを調べてみることが大事です。すぐにできそうだと思うのであれば、賭けてみる価値はあるでしょう。難しそうであれば、その昇進は見送って、もっと自分に合う条件を待った方がいいと思います。
特に社内の昇進コースに乗っているのであれば、自分に本当に合ったものかどうか考えてみた方がいいでしょう。二つ返事で受けたくなる気持ちも分かりますが、自分に合わない昇進だった場合は、結局問題が起き、メリットよりもデメリットの方が大きくなることもあります。
まずは落ち着いて、しっかりと条件を見極めるのが大事です。
"The Peter Principle" and Other Reasons To Think Twice Before Accepting a New Promotion | 99U
Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子)
Photo by Egan Snow.