大きなディスプレイに表示された「列車運行情報」。通勤途中にしばしば目にするこの画面が、あなたのスマホで見られるようになるかも―。
プレスリリースによると、JR東日本は東京駅にてICT(情報通信技術)を積極的に活用したサービスを4月より順次開始すると発表しました。駅構内で場所を選ばず公衆無線LANサービスを利用できるようになったり、列車遅延や振替輸送などを伝える列車運行情報がスマホやエリアワンセグ放送として見られるようになったりと、東京駅がより便利になるようです。特に筆者が注目しているのは「列車運行情報」をスマホでも見られるようになるところ。『山手線エキナカネット』において「東京駅」に設定すると、ディスプレイに映し出されている画面がそのままスマホでも受信できるようになります。またワンセグ対応端末でも、37chにて同じ画面が受信できるようになる予定です。
ちなみに現状のアプリでも簡易版の運行情報は見られるので、今回の施策でそこまで便利になるということではありません。しかし、今後様々な形でICTが応用される「きっかけ」になるのではないかと思います。個人的には遅延証明をスマホに記録できるようになったり、降車駅までの振替輸送の経路を自動的に表示してくれるようになったりすれば便利だと感じています。
(安齋慎平)