SimpleStyleは、ライフハックできるツールを実際につくり、使い、役立てるライフスタイルを紹介します。


Windows用: 『twinBookshelf』は、前後2段になった本棚を写真で整理するソフトです。

twinBookshelfを使うと、2つの写真を切り替えて表示できるので、本棚の手前と奥の写真を登録することで手前の写真の奥にどの本があるのかを、容易に把握できます。書棚を整理していて、困ったことに直面しました。

書棚の一部は奥行きが30cmあるために、新書などは前後2段になっているのです。最近は、書籍用に奥行きを15cm程度にした書籍専用の本棚もありますが、家具を中心に作ると30cmとか45cmなどの棚も少なくないのではないかと思います。

このように奥行きの深い棚に本を入れると、どうしても前後2段、あるいは3段にいれてしまいがちです。本は安価なので、つい購入してしまうものです。その結果瞬く間に増えてしまい、2段や3段に押し込む結果になるわけです。

本は、未読であったとしても、背表紙を見えるようにはしておきたいものです。背表紙には、タイトルや著者名などが見栄えよくデザインしてあるので、それを眺めているだけでも、情報が入ってきて、刺激になるからです。

だからこそ、背表紙の見えない本はいわば「死んだ本」。前後2段に入れた棚の奥に入れた本は、持っていないのと同じです。

いまなら、デジタル化して活用するとか、中古としてオークションなどに出すなど、さまざまな方法を取れます。それにしても、量のたまった本を、一度に全部処理するのはたいへんです。

そこで、1つの写真で2つの写真を切り替えて表示するソフトがあったら、こういう不便さを解消できるのではないか、と考えたのがtwinBookshelfです。

使い方

  1. twinBookshelfを起動します
  2. 最初に奥の棚の写真ファイル(jpg)をドラッグします
  3. 続いて手前の棚の写真ファイル(jpg)をドラッグします

これで、マウスが写真の中に入ると、奥の棚を表示できます。

2013_0219_1628_53.jpg
2013_0219_1629_02.jpg

アプリケーションを終了すると、写真ファイルのフォルダに、保存用のhtmlファイルを作成します。

2013_0219_1629_49.jpg

次作のアイデア&ワンポイント

SimpleStyle第116回・画像ファイルからバーコードを読みながら背表紙と表紙を作る『backMaker』と連携できると使い勝手はアップする感じがします。

テキストエリアには、その本棚にある本のデータを、データベースとして入力できます。そのテキストを選択して、[amazon]ボタンを押すと、amazonで検索できます。

いまのところ、保存したhtmlからの読み込み機能がありませんが、それもあったほうがよいかもしれません。あるいはjpg自体を多重化して保存するとか、というのも検討した方がよいのかも。書棚だけでなくて、引っ越し時に使う段ボールの整理などにも使えそうですが、そのあたりのアイデアを熟成させるのには、もうすこし時間が必要なようです。

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twinBookshelf

(美崎薫)