一日中座りっぱなしでいると身体に悪いことは皆さんご存知だと思いますが、その対処法を見つけるのは、なかなか難しいものです。
米紙『ニューヨーク・タイムズ』では、疲れ目を軽減する20-20-20ルールを応用した、簡単で実践的な方法を紹介しています。
座りっぱなしの害を防ぐには、ときどき立ち上がって身体を動かすべきですが、それを忘れないようにするシンプルな方針が20-20-20ルールです。
ボストンにあるノースイースタン大学の健康科学学部(Bouve College of Health Sciences)で人間工学と安全性を研究しているJack Dennerlein教授は、疲れ目を起こさないための20-20-20ルールを応用した方法を勧めています。本来このルールは目に対するもので、20分ごとに20フィート(約6m)先にある、(コンピューター以外の)ものを20秒間見る、というものです。Dennerlein教授は、この目のルールは身体の動きにも応用できると指摘します。20分ごとに20フィートの距離を20秒間以上歩きましょう。同僚の席に立ち寄ってみたり、コーヒーを注ぎにいったり、ゆっくりと歩いてみたりしてください。とにかく、ただ座り続けていてはいけません。
必要なものは、20分ごとに立ち上がる習慣をきちんとリマインドしてくれる正確なタイマーひとつ。それさえあれば、さあ準備完了です。
Ask Well: Help for the Deskbound | The New York Times
Thorin Klosowski(原文/訳:風見隆、合原弘子/ガリレオ)
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