難しい話をしている時でも、簡単に会話を盛り上げたり、即座にリアクションできる方法があります。生産性向上などの情報を扱っているサイト「99U」では、「それで(他にはどんなもの/ことがありますか)?」と聞くだけで、会話のレベルがさらに上がるとすすめていました。この質問によって、話の内容が一段階上がり、話題の核心に迫っていくというのです。
さて、どういうことでしょうか?これは、会話の中で相手に何か意見やアドバイスを述べることなく、極力シンプルに返答をするアイデアです。たとえ会話の内容がよく分かっていなくても、そのレベルを壊さない返答をしつつ、相手の考えや思っていることをさらにつっこんで話し続けてもらうことができます。
『Do More Great Work』の著者Michael Bungay Stanierさんは、著書の中で「それで?」というのは、かなり便利かつ強力な質問だと言っています。同じような状況で使える他の質問として「さらに何か考えをお持ちですか?」や「他に何か考えられることはありますか?」というのも勧めています。
このような質問をすることで、噛み合ないかもしれなかった高度な会話を、双方がある程度理解し合えた状態で終えることができます。また、難しい会話にも慌てず落ち着いて対応できるだけの時間を稼ぐこともできます。
また以下のリンク先(英語)では、誰かにクビを宣告する時、ミスしたことを謝る時、悪いニュースを伝なければならない時など、気まずい会話をうまく進めるコツとして「相手の気持ちに寄り添う」「沈黙も有効に」「叱責に耐える」などが載っていました。英文ですが参考になりますので、チェックしてみてください。
5 Strategies for Tackling Tough Conversations | 99U
Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子)
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