3連休はいかがお過ごしですか? 気づけばもうすぐ大晦日にお正月...ある程度まとまった時間が取れるのではないでしょうか。のんびり過ごして英気を養うのも良いですが、積極的に刺激を得るのもまた一法。そこで、兄弟メディアであるKotakuが紹介していた「人間の存在や生き方などを深く考えさせられる傑作SF映画作品15選」の記事より、今回は5本の作品を抜粋して紹介します。

■メトロポリス(1927年)

極端に2分化された未来の格差社会で、悪のアンドロイドに導かれた労働者たちが反乱を起こす...。

1927年という製作年からもわかるように、初めて多くの人にサイエンス・フィクションの世界に触れる機会を与えた作品。それ以降の映画に大きな影響を与え、今日のSF大作やロボット反乱ものに道を拓いたと言われています。■ストーカー(1979年)

ある国の「ゾーン」と呼ばれる謎の立入禁止区域には、訪れた者の願いを叶える「部屋」があると言われていた。「部屋」までたどり着く方法を知るのは「ストーカー」と呼ばれる案内人。その日、「ストーカー」と2人の男が「ゾーン」に入っていった...。

ロシアのアンドレイ・タルコフスキー監督が、ストルガツキー兄弟によるSF小説『路傍のピクニック』を映画化した作品。サイエンス・フィクションを通して人間の欲望と過ち、腐敗した政府と社会の姿を描いています

■ブレードランナー(1982年)

2019年、人間の奴隷として作られたはずのアンドロイド「レプリカント」5体が、人間を殺して逃亡した。レプリカント処刑の専門捜査官「ブレードランナー」は5体の行方を追って捜査を開始する...。

ゴダール監督の『アルファヴィル』に影響を受けて作られた本作。フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作に、メジャーなハリウッド映画で初めてサイバーパンクな未来を描いて見せました。

■GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995年)

サイボーグ草薙素子が所属する公安9課、通称「攻殻機動隊」は国際手配中のハッカー「人形使い」の捜査を開始する。サイボーグの電脳を次々にハックして操る人形使いの正体とは? その頃、ある一体のサイボーグが目を覚ました...。

従来のSF作品で「魂のない存在」として描かれてきたサイボーグを否定し、彼らの姿を通して自己とは何か、意識とは何かを問いかける作品。押井守監督の傑作です。

■月に囚われた男(2009年)

資源がなくなった地球からたった1人で月資源の採掘基地に派遣された男。任期は3年、地球との通信回線は壊れ、録画メッセージをやりとりするしかない。「あと2週間で帰れる...」。その時、事故は起きた...。

『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせる孤独な宇宙空間で、淡々と進む孤独な男の物語。見た後も尾を引くような、新人ダンカン・ジョーンズ監督の今後を期待させる作品です。

その他に挙げられた映画が気になった方は、下記リンク先よりチェックしてみてください。来年1月公開の最新作も含まれていましたよ。

あなたの人生観を変えるかもしれない傑作SF映画15選(動画あり) | Kotaku JAPAN

(本文:さんみやゆうな、補足:ライフハッカー[日本版]編集部)