こんばんは、ワインスチュワートの浅田です。

今年も残すところ、残りわずかとなりました。年の瀬でお忙しいとは思いますが、愛する方に喜ばれるシャンパーニュを、ご一緒にお召し上がりになられるのはいかがでしょうか?

クリスマスイブでもカウントダウンの乾杯でも、有名なアイテムから通好みの銘柄まで紹介します。・美味しいシャンパーニュの飲み方

シャンパーニュというとキンキンに冷やして飲まれる方が多いですが、寒い時期は温度を若干上げて飲んだ方がシャンパーニュのプーケの香りを楽しめます。飲まれる少し前に冷蔵庫の外に出しておくのがオススメです。

通のグラス選び

通常、フルートグラスという細長いシャンパーニュグラスを使用しますが、ブラン・ド・ブランのような白葡萄100%のものは白ワイングラスでお召し上がりになっていただいた方がよりシャンパーニュの余韻を楽しんでいただけます。繊細な泡立ちを保つためにグラス半分くらいまで注ぐのがベストです!

シャンパーニュと相性がいい料理

クリスマス時期のサワークリームを沢山塗ったキャビアとは、まさに王道の相性です。

キャビアと合わせるシャンパーニュはあまり高価なものではなく、ワイナリーのスタンダードのボトルをしっかり冷やして合わせるとより楽しめます。

お正月時期にはなんと言っても、餅に海苔を巻いて醤油をたっぷり付けた磯辺焼き。磯辺焼きにもシャンパーニュが合います! オススメは、少し熟成感があるヴィンテージシャンパン。きっと、はまりますよ!

ソムリエ浅田おすすめシャンパーニュ

1.Henri Giraud .Esprit Blanc de Blanc (アンリ ジロー エスプリ ブラン・ド・ブラン)

ブラン・ド・ブランという名称は上記でも記載しましたが、白葡萄のみで作られたシャンパーニュの事を指しています。他にも沢山のブラン・ド・ブランという名称のワインはありますが、こちらは最高峰の熟成感が楽しめるのが特徴です。最近飲んだシャンパーニュの中でも美味しかったと自信をもって言える一品です。

2.Alfread Gratien(アルフレッド グラシアン)

ブリュットという一番スタンダードのアイテムでもシャンパーニュの旨味を堪能できる一品です。規定の2倍程の瓶熟成を行うことで、味わいもフレッシュ感が際立ちながら繊細な泡が特徴です。本国フランスでは絶大な人気を誇っています。

3.Louis Roederer Cristal(ルイロデレール クリスタル)

黄金色の透明瓶とオレンジのセロハンシートを見ただけで、興奮してしまう贅沢な外観に仕上がっています。当時のロシア皇帝が毒を盛られた時に、見分けがつくようにと透明ボトルで作られ、ボトルの底に凹みがないのが特徴です。

こちらのシャンパーニュは常温で飲んだ方ヴィンテージ関係なく美味しいです。グラスも少し大きめなシャンパーニュグラス、若しくは白ワイングラスでシャンパーニュのコクと香りを楽しんでみて下さい。

恋人にクリスマスプレゼントをお渡しし、「来年のクリスマスで一緒に飲もう」なーんていうのもいいのではないでしょうか。

4.Perrier-Jouet Belle Epoque Rose(ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ)

このシーズンで特におすすめなのがペリエジュエ ベル エポック ロゼ。アネモネの花がロゼボトルを更に輝かせ、味わいも期待以上に素晴らしいです。

特に女性へのプレゼントには最適で、飲み終えた後もお部屋のオーナメントとして使用できます。ラズベリーやストロベリーの優しい味わいとブリオッシュ感と余韻の長さを楽しんで下さいね。

5.Deuz Amour de Deuz(ドゥーツ アムール ド ドゥーツ)

ヘーゼルナッツや洋梨の香りを強く感じる事ができるシャンパンです。さらにこのシャンパーニュの凄いところは、王冠(ミュズレ)の中にダイヤのようなガラスがはめ込まれていること。紐をつけるなどアクセサリーをご自身で作ることができます。大切な日に大切な方とお召し上がりになり、飲み終えた後にプレゼントする──。最高の演出ではないでしょうか。

1年の締めくりに、シャンパーニュで自分に乾杯するのもいいものです。泡の繊細さがあなたの気持ちもリセットしてくれますよ!

浅田資継

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