「写真を加工できるアプリは数あれど、これがあればもっと楽しい!もっと使える!」
そう感じさせてくれたのが今回紹介するiOS用アプリ『Phoster』です。80種類以上のテンプレートと写真を組み合わせることで、ポスターやフライヤーのようにデザインした画像をあっという間に作れます。しかも、出来上がりがなかなかイイ感じ。
使い方次第では招待状やバースデーカード、名刺、チラシなど、さまざまなものに応用できるでしょう。デザイン性の高さはもちろんですが、使い道が広いところもPhosterをオススメできる理由です。
試しに「ハンバーガーショップのポスター」を作ってみましょう。まず、デザインテンプレートを選び、写真を配置します。カメラロールから選ぶか、その場で撮影してもOKです。
次に、文字の大きさやカラーの調整を含め、テキストを変えていきます。フォントをそのまま使えるのは良いですね。英文だけでなく和文も入力できます。また、文字部分を長押しすると、位置も変えられます。
写真の明るさ、コントラスト、彩度も補正可能。また、角度の調整、拡大・縮小もできます。このように写真に関しては自由度が高いのですが、テンプレートで描かれているイラストを削除したり変えたりはできないので注意。
最後にエフェクトを選びます。「4つ折りにする」、「靴で踏んでしまった」、「汚してしまった」など、より「紙っぽく」できるものが多くてユニーク。ストライプを入れたり、カラーをガラっと変えたりなど、大胆なエフェクトも用意されています。
画像はすぐに共有できます。標準ではメール、Facebook、Flickr、Twitterへ送る機能がありますが、アプリが入っていればDropboxやGoogleドライブも選べました。
できあがり! アプリを立ちあげてから5分とかかっていません。この手軽さがいいところです。また「写真を事前に加工してからPhosterで仕上げる」という使い方もできるかと思います。『Instagram』や、以前紹介した一眼レフ風のボカしがかけられる『After Focus』などで写真を作っておいて、Phosterでレイアウトするのです。
余談ですが、上の画像のような使い方もアリかと。フォントが使えることを生かして、写真を入れずに文字だけ変えれば名刺も作れます。実際にプリントアウトしてみましたが、A4サイズで印刷しても十分キレイでしたので、名刺やハガキなら問題ないはずです。
これまでも書籍やウェブ上などで「年賀状」などのテンプレートが配布されていました。Phosterはその流れをくみつつも、スマートフォンで使えて、より手軽で簡単に進化させたアプリといえそうです。170円(2012年12月17日現在)の有料アプリですが、これほど遊べることを考えれば、そう高い買い物ではないかなと感じます。
テンプレートには「クリスマス」や「バレンタインデー」など、イベントに使えるものもありました。これからの季節にも活躍してくれること間違いなしです。
Phoster | iTunes App Store
(長谷川賢人)