SimpleStyleは、ライフハックできるツールを実際につくり、使い、役立てるライフスタイルを紹介します。
Windows用: csvのようなカンマ区切りのファイルは、データ処理ではもっとも基本的な構造のひとつです。かなり大規模なデータからちょっとした住所録などまで、ビジネスシーンでもよく見かけることがあります。
人が見やすいと感じるために重要なのは、一見して構造(行や列)がそろっていて比較しやすく、不要なデータが含まれていないことが基本。同じ項目が縦に並んでいることが求められます。インターネットでのデータ処理にはxmlなどの形式も使用されますが、xmlは基本的にはコンピュータが処理するための構造ファイル。データ中にタグが入っていて、人が見るためにはタグを解釈して表示する必要があります。タグを解釈するのはコンピュータの仕事ですから、やっぱり簡単にデータを見たいとなると、csvの出番はまだまだ続くと思います。一般的にcsvを見るためには、定番中の定番、エクセルを使うことが多いです。ただ、シンプルにcsvを見たいだけであればエクセルは少々多機能に過ぎます。そこでつくったのが『csvViewer』。非常にシンプルなcsv(tsv)ファイルビューアーです。csvをドラッグするだけで閲覧できます。■ 使い方のワンポイントと今後の展開
1行目を項目行として、2行目以降をデータとして、一覧表示します。セル幅は自動で調節。セルの最大幅に応じて、ウィンドウサイズも自動調節します(セルが大きすぎる場合にご注意ください)。本当にこれだけのシンプルなソフトですが、シンプルなのがいいという方にはおすすめできます。
ただ、いくらシンプルなビューアーがいいといっても、さすがにもう少し付け加えるべきことはあります。
- 編集機能(新規作成、変更、削除)
- 項目削除(縦にセルを削除する機能があるといい)
- セルのクリックでソート機能
- セル単位でのコピー&ペースト
- ドラッグ&ドロップで移動(命令キー装飾でコピー)
- ドラッグアウトで別ファイルで保存
- 書式をそろえる機能
- 編集時にテンプレートを参照する機能(郵便番号辞書とか)
上記のような機能については、順次実現したいと考えています。
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(美崎薫)