To-Doリストから終わったタスクを削除したり、ノートからそのページを破って捨ててしまうのではなく、それらの終了タスクをDoneリストへ移してみると、自分がどのくらいの作業を終わらせたのかが一目でわかり、それを見ると心の底にむくむくと新しいモチベーションが湧き上がって来るような気がしないでしょうか。

自分がどれくらいの作業を行ったのかを知ることはモチベーションを上げるきっかけとなり、仕事のクオリティーの維持にも役立ちます。

ある会社では、終了したプロジェクトやTo-Doリストを処分せず、終了した印をつけてホワイトボードに貼っておく、という習慣があるのだそうです。これは功績を讃えるバッジとして、またはチームがどれだけ頑張ったのかを示すものとしてそこに残しておくのだそうです。自分の功績が目に見えて残るのは誰しも気持ちの良いものです。特に長期に渡って手間のかかるプロジェクトが終了した後にはこのやり方はとても効果的です。

完了したアクションステップで職場を飾るというのはどうでしょうか? 職場には、仕事に対するインスピレーションを分けてくれる芸術作品や画像を飾りがちですが、我々に必要なのはインスピレーションなのでしょうか? 実は、クリエイティブプロフェッショナルの現場に必要なのは新しいアイデアではなく、アイデアを順序だてて実行していくために必要となる規律や秩序なのです。アクションの結果を身の回りに飾り立てることによって自分自身をより奮い立たせることが可能なのです。

プロジェクト計画全体やアサイメントリストを壁に貼り、そのタスクが終了したら印をつけ、リストは貼ったままにしておく、という習慣を作るだけで、チーム全員がどれだけ頑張ったのかを常に視覚的に確認することができるようになります。自分一人のTo-Doリストでもそれは同じです。終了したTo-Doリストをオフィスの壁に貼っておくだけで達成感を何度も反芻できる、というのはなかなか楽しいものです。

ぜひ試してみて下さい!

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Alan Henry (原文/訳:まいるす・ゑびす)